2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
《防衛省は、ことしの防衛白書で、中国当局の船が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域で活発に活動している状況を取り上げ「力を背景とした一方的な現状変更の試みを執ように継続しており、事態をエスカレートさせる行動は全く容認できるものではない」としてい…
《尖閣諸島周辺で神をも畏れぬ蛮行がまかり通っている。尖閣は日本固有の領土だが、領土問題など「ない」と叫び、どれだけ史実を並べたとて、領土の要は実効支配である◆全知全能の神なら別だが、本来、無から有は生じない。「ない」ものは「ない」。ところが…
《尖閣周辺海域で、中国海警局の公船が連日徘徊(はいかい)し、23日には過去最長の101日連続となった。このうち領海侵入は計11日を数えている》(7月24日付産經新聞主張) このことを問題にしているのは大手紙では産經新聞だけである。 《5月に…
《兵庫県宝塚市議会は26日、外国人学校の幼稚園児にも幼保無償化を適用するよう、市が国に働き掛けることなどを求める請願を採択した》(神戸新聞NEXT 2020/6/26 22:35) <外国人学校>などと粉飾しているので見誤りかねないが、 《請願は「朝鮮学校を支…
《北海道紋別市の川で1日、アイヌ民族の畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」として決行した》…
<思い思いの踊りを披露>と言うが、要は、アイヌの伝統舞踊がどのようなものか分からないから、適当に踊っただけなのだろう。動画からは、この人達はむしろアイヌを馬鹿にしているとしか思われない。もしこれがアイヌの踊りだと言うのなら、継承すべきもの…
《北海道の白老町(しらおいちょう)に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が2020年7月12日(日)にオープン。アイヌ民族の歴史や文化を展示物や体験プログラムを通じて学ぶことができる施設です。愛称「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を…
《ヘイトスピーチを犯罪として処罰する「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が7月1日に全面施行される同市で、同12日にヘイト街宣が計画されていることが分かった…主催者は渡辺賢一氏。差別団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)から生…
《具体的な手段として、「拡声機の使用」、「看板やプラカードなどの掲示」、「ビラやパンフレットなどの配布」が明記されています。違反が確認されると、市長がその行為を6か月間行ってはならないと「勧告」し、期間内に再び違反行為があれば次は「命令」…
《特定の人種や民族への憎悪をあおるヘイトスピーチをなくすため、全国で初めて刑事罰を盛り込んだ川崎市の差別禁止条例が今月、全面施行された。2016年施行のヘイトスピーチ解消法から一歩踏み込んだ独自の対策が、行き過ぎた言動への歯止めとなること…
《条例制定は、福島同様、東日本大震災で被災した東海第二原発の安全性に疑問を持ち、避難計画策定の難航に不安を覚えた多くの県民が、再稼働の可否について、事実上、再稼働に関する同意権を持つ県の判断に意見を反映させてほしいと、請求したものだ。 署名…
代議士は、選挙区民の要求と代議士自らの判断のどちらを優先すべきなのか。いわゆる「委任ー独立論争」と呼ばれるものである。 「委任説」は、代議士は自分を選んでくれた選挙区民に対し責任を負っており、選挙区民の要求に十分応えるべきだする。一方「独立…
《日本原子力発電東海第二原発再稼働の賛否を問う県民投票条例案が、茨城県議会で否決された。立地県レベルでは、静岡、新潟、宮城に続く門前払い。どうすればより広く民意を反映できるのか》(6月24日付東京新聞社説) <民意>とは何か。県会議員は選挙…
《観光業が前例のない危機に直面している。日常を離れた旅先で楽しんでもらうことで成り立つビジネスなのに、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中の人の動きが止まってしまった。 いずれ感染が収束に向かえば、訪日客は戻ってくるはずだ。しかし旅行…
《日本で年間に排出されるプラごみは900万トンを超えている。政府は昨年、2030年までに25%削減するという目標を立てたが、レジ袋はすべて削減できたとしても2%程度にすぎない。ペットボトルや弁当容器など、生活には使い捨てのプラスチック容器…
《コンビニを含むすべての小売店で、レジ袋の無料配布が原則としてできなくなった。タダだからもらってしまう。つい使い捨てにしてしまう−。そんな「生活様式」を変えることができるだろうか》(7月7日付東京新聞社説) 「九牛の一毛」(多くの牛の中の一…
《世界各地で抗議デモの嵐が吹き荒れている。人々が現状に不満を募らせ、変化を求めている証しだろう…世界の多くの国々で市民の不満がかつてなく高まっている。共通しているのは、政治不信と将来不安である。極めて憂慮すべき事態だ》(1月16日付毎日新聞…
《オーストラリアとインドが安全保障面の協力強化で合意した》(6月23日付産經新聞主張) 産經主張子はこれを歓迎する。 《日米が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想の具体化に資する意義は大きく、歓迎したい》(同) 外務省HPには次のような説…
雲を形成するためには、雲核(うんかく)と呼ばれる微粒子が必要である。つまり、多量の水蒸気があっても、雲核がなければ雲は形成されない。 今回の豪雨は、「線状降水帯」が発生したことによるものだと言われている。 《今回の大雨は、九州付近に停滞する…
《世界の平均気温は既に約1℃上昇したとされています。近年の気象災害の激甚化は地球温暖化が一因とされています》(環境省HP「令和2年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」) 地球の平均気温が産業革命後、たかが1度上昇したくらいで気象災害が激甚化す…
東京新聞の言い訳がましい社説が面白い。 《明治以来、治水の基本はダムと堤防であり、水を河道の中に治めることに力を入れてきた。治水工事をすればするほど、流域の水は河川に集中し、流量は増加する。近年の頻繁な豪雨はそれに拍車をかけ、毎年のように大…
《記録的な豪雨が九州を襲った。数十年に1度の雨が各地で降り、被害が広範囲に及んでいる》(7月7日付毎日新聞社説) まずは球磨川の氾濫である。 《熊本県南部を半円を描くように流れる球磨川は、山間の盆地や狭い谷を抜ける。「日本三急流」の一つに数…
現職候補が信任されるか否かは耳触りの良い「公約」よりもむしろ「実績」の評価にあるべきだ。 《小池氏は前回知事選で待機児童ゼロや介護離職ゼロといった「7つのゼロ」を掲げたが、そのほとんどは達成できていない。同じ轍(てつ)を踏むことは許されない…
《東京都知事選は小池百合子氏が圧勝し、再選を果たした。一極集中がさらに進み、地方にも大きな影響を与える首都の選挙としては、論戦があまりに低調すぎたと言わざるを得ない》(7月7日付山陽新聞社説) 確かに<論戦があまりに低調すぎた>感は否めない…
フォトジャーナリストの内村コースケ氏は言う。 《印鑑文化の終わりと、デジタル化の波は、確実に近づいている。一方で、このタイミングで、「クールジャパン」の一つとして印鑑が見直されているという事実もある》(「『デジタルファースト』で岐路に立つ日…
《経団連の中西宏明会長は27日の記者会見で、日本企業に残る押印の慣行を巡り「ハンコ(に頼る文化)はまったくナンセンスだと思う」と語った》(日本経済新聞 2020/4/27 17:15) ハンコを押す行為自体が<ナンセンス>なのではなく、ハンコを押す行為を<…
《ハンコや紙に依存した慣行の見直しに向けた機運が広がり始めている。いかにビジネスの効率化につなげるか、官民で検討してもらいたい》(6月1日付読売新聞社説) 確かにハンコは、特にビジネスの世界において、非効率の象徴のような存在なのだろうと思わ…
《脅威に備え、新たなミサイル防衛の検討は必要だろう。だが、どんな兵器を持つかは他国へのメッセージになる。敵基地攻撃の議論は周辺国を刺激し、軍拡競争に火をつけかねない。たとえ防衛目的であっても攻撃すれば、全面戦争に進む危険もはらむ。それは「…
《弾道ミサイルなどの脅威から国民を守ることは、政府に託された使命であることに異論はない。脅威に対処することは当然だ。 しかし、専守防衛は戦後日本の国家戦略でもある》(6月26日付東京新聞社説) 国家の自由な動きを封じ込める<専守防衛>が日本…
《政府が安全保障戦略の見直しに向けた議論を始めた。敵のミサイル発射拠点を破壊する「敵基地攻撃能力」の保有を認めるか否かが焦点となる》(6月26日付東京新聞社説) 「敵基地攻撃能力」などと仰々しい言葉を使うから、何かとんでもないことを言い出し…