一燈照隅(池内の日記)

~天邪鬼(あまのじゃく)の独り言~

女性天皇と女系天皇(2) ~女性天皇待望論?~

《「新しい天皇の即位式の映像見て、人口減少で存続の危機にあるのは経済国家としての日本だけでなくその皇室もだってことに気づいたわ」という下りから始まるニューヨーク•タイムズ紙の記事を読んで、日本の皇室の長い歴史の中には、女性が天皇だったことが…

女性天皇と女系天皇(1) ~女性天皇賛成の世論~

女性天皇とは文字通り女性の天皇であるが、女系天皇と違って男系天皇の中での中継ぎ的存在である。一方、女系天皇とは、配偶者の男性が天皇家とつながりがないもので、女系天皇となってしまえば、皇室と無縁の男子が皇室に割り込み、男系を遡れば天皇家と無…

丸山議員の北方領土発言について(3) ~取り戻す気はあるのか~

《国民の代表である議員として許容される範囲をあまりに逸脱した発言だ。もはや国会に籍を置くべきではなかろう。 日本維新の会の丸山穂高衆院議員が、北方領土返還は戦争をしないと実現できないともとれる発言をした。ビザなし交流で元島民と国後島を訪れ現…

丸山議員の北方領土発言について(2) ~リアル「イワンのばか」~

《同行記者団によると、丸山氏は11日午後8時ごろ、訪問団員との懇談中、元国後島民で訪問団長の大塚小弥太(こやた)さん(89)に「ロシアと戦争で(北方領土を)取り返すのは賛成か反対か」と語りかけた。大塚団長が「戦争なんて言葉を使いたくない」と言っ…

丸山議員の北方領土発言について(1) ~無責任な丸山批判~

《北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪問した日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区=が11日夜、滞在先の国後島古釜布(ふるかまっぷ)で元島民の男性に対し、北方領土問題について「戦争をしないとどうしようもなくないか」「(…

平成日本について(3) ~日本経済新聞は軽薄な反日メディア~

《平成の時代に直面した最大の試練は、人口減社会の到来だろう。少子高齢化で人口が急減する恐れは早くから指摘されていた。しかし若年層の雇用や所得水準はむしろ悪化し、出産や育児、教育への支援策も後手に回った》(4月30日付日本経済新聞社説) 「人口…

平成日本について(2) ~反省なきマスコミ~

《平成の出典となった「内平らかに外成る」「地平らかに天成る」の言葉には、日本と世界の平和と繁栄への思いが込められていた。 しかし90年代に日本が直面したのは、バブル崩壊の後遺症といえる金融機関の不良債権問題や長期デフレ、冷戦後の国際政治の激動…

平成日本について(1) ~刹那主義が蔓延した時代~

《日本は元号の二文字に託した願い通り平和な時代を過ごすことができたが、成長力の鈍化や人口減社会という新たな課題への処方箋を見いだせなかった30年でもあった》(4月30日付日本経済新聞社説) 果たして平成は「平和」だったのか。「平和」だったと考え…

「小島慶子『令和の皇室は生きづらさを覚える現代の家族の象徴だと思う』」について

<夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する>という小島慶子女史に分からないのは仕方のないことなのであろうか。小島女史は言う。 《新天皇が即位して、元号が新しくなる。それで時代は変わるのでしょうか》(AERA 2019年5月13日号)…

LGBTQの割合は「13人に1人」ではなく「3%」

《性の多様性を祝福する祭典「東京レインボープライド」(4月28・29日)が開催中だ。これに先立ち、LGBTQをはじめとする性的マイノリティーに該当するのは3%程度だという調査結果(速報)が発表された。 これまでLGBTQは「13人に1人」とも言われてきたが、…

日本国憲法と天皇制(3) ~天皇の真の有難み~

《阪神大震災や東日本大震災などの災害をお見舞いし、被災者を励ます。膝を折り、被災者に寄り添う姿は、陛下の時代から生まれた新しい象徴天皇の姿だったといえる》(4月27日付東京新聞社説) これが<象徴天皇>というのなら、一体何を<象徴>していると…

日本国憲法と天皇制(2) ~日本人の心から消えゆく天皇~

《天皇にはまず象徴という地位があると考えるしかない。「象徴としての行為」とは、それを具現化するためのいとなみである。だから憲法に規定はないが、国事行為とも私事とも異なる重要な公的行為が「象徴としての行為」となる。具体的には国民に寄り添い、…

日本国憲法と天皇制(1) ~天皇制廃止論者の理屈~

日本国憲法 第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。 《象徴とは何か-。この漠たる表現に最も悩まれたのは天皇陛下ご自身だったかもしれない。陛下がこのテーマについて考えを巡らし…

投票に行かないことについて(2) ~「目に見える価値」を信奉する左翼進歩主義~

高山佳奈子・京都大教授は言う。 《投票に行かないということは、誰が政権の座に就こうがそれに従うという意思を自分の行動で示しているということでありますから、まさに独裁制を支持するという考え方。自分は人間としてではなく、奴隷として生きるという意…

投票に行かないことについて(1) ~民主主義への攻撃?~

《憲法記念日の3日、東京都内で開かれた護憲派集会で、京都大教授の高山佳奈子氏がマイクを握り、「今変えるべきは憲法ではなく安倍晋三政権だ」と訴えた》(産経新聞ニュース5/3(金) 18:35配信) 憲法を変えるべきかどうかは、安倍政権を変えるかどうかと…

幼稚な憲法議論を駁(ばく)す(4) ~近視眼的憲法観~

《憲法を子どもにも分かるやさしい表現で伝えよう。そんな試みが広がっています。 憲法=檻(おり)、権力=ライオンに例えた解説書「檻の中のライオン」(かもがわ出版)は、2016年の発行から増刷を重ね、すでに13刷、約2万部に達しました。出版社によると…

幼稚な憲法議論を駁(ばく)す(3) ~護憲派の欺瞞~

《国の最高法規である憲法に求められるのは安定性である。 制定から時間を経て実態に合わない点が生じた場合でも、関連法の整備や憲法解釈の運用で対応することもできよう。 改憲が必要となった場合でも、憲法の普遍的価値である基本的人権の尊重、国民主権…

幼稚な憲法議論を駁(ばく)す(2) ~憲法と自衛隊存在の齟齬(そご)~

《憲法というと、戦争放棄を定めた9条が議題になることが多く、「集団的自衛権とは何か」など日常生活とは縁のない小難しい論争ばかりという印象がある。 先日、同性婚を法的に認めるよう求める裁判が提訴された。憲法24条は「婚姻は両性の合意のみ」で成立…

幼稚な憲法議論を駁(ばく)す(1) ~日本国憲法は革命不発の残滓~

《新時代を迎え、これからの憲法論議にどう取り組めばよいだろうか。 結論からいえば、あまり気負いすぎないことだ。わたしたちは、憲法は不断の見直しが欠かせないと訴える一方、憲法改正そのものが目的であるかのような改憲論とは距離を置いてきた。 この…

象徴天皇の在り方を模索するという錯誤について(3) ~国民には死者も含めて考えるべし~

《象徴天皇制は、国家の制度を特定の個人と一家が背負う仕組みであり、その人数、年齢、健康状態などに起因する限界や矛盾を常に抱える。何より、公務を担う皇族が減るなか、平成の時代にぎりぎりまで広がった活動を、この先いかなる判断基準に基づき、どう…

象徴天皇の在り方を模索するという錯誤について(2) ~未だ直らぬ朝日の歪んだ歴史眼~

《この間、天皇や皇室をめぐる議論は活性化し、様々な角度から事実の解明や分析があった。 終身在位など当然視されてきた事柄の多くは、明治期に作られたものであること。歴史を顧みると、旧憲法下の神権天皇制の異様さが際立つこと。戦犯裁判の判決を受け入…

象徴天皇の在り方を模索するという錯誤について(1) ~けじめ無き日本~

《天皇陛下がきょう4月30日をもって退位する。 陛下にとっては、日本国憲法が定める象徴天皇像を追い求める「旅」に終止符を打ち、緊張から解放される日といえる》(4月30日付朝日新聞社説) 日本の悠久の歴史を貫く天皇をマッカーサーに指令に従って拘束…

崩れ行く日本の教育(3) ~沈みゆく泥船~

《新学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」を掲げ、知識を活用した課題解決や新しい価値を見いだす能力の育成を重視している》(3月28日付京都新聞社説) 「主体的で深い学び」などと出来もしない空言を掲げ、これに合わせて教育を振り回すようなこと…

崩れ行く日本の教育(2) ~的外れな教育改革~

《「ゆとり」批判に懲りて、教科書は検定のたびに厚くなってきた。今回もページ数は平均10%増えた。教員の世代交代を受け、経験が浅くても教えやすいように、授業のヒントを豊富に盛り込んだのも一因だ》(3月28日付朝日新聞社説) 「ゆとり教育」の反動…

崩れ行く日本の教育(1) ~教育を弄ぶ文科省は解体すべし~

《全国の小学校で2020年度から使われる教科書の検定結果を文部科学省が公表した。 学校で教える内容を決めている学習指導要領が20年度から全面的に新しくなるのに対応した。 5、6年生で学ぶ英語の教科書が新たに合格し、6年の理科のすべての教科書…

女性・女系天皇について(2) ~皇室の存在は風前の灯~

《新天皇に期待する役割を複数回答で選んでもらったところ、「被災地訪問などで国民を励ます」が最も多く66%、「外国訪問や外国要人との面会」が55%、「戦没者への慰霊など平和を願う」が52%――などとなった》(朝日新聞デジタル2019/04/18 20:35) …

女性・女系天皇について(1) ~女系天皇は「万世一系」の伝統を崩す~

《新しい天皇陛下には被災地訪問などを期待し、将来の安定した皇位継承のために女性・女系天皇を認めてもよい――平成から令和への代替わりを前に実施した朝日新聞社の全国世論調査では、こんな傾向も浮かび上がった》(朝日新聞デジタル2019/04/18 20:35) お…

アイヌ新法成立について(3) ~アイヌ協会中にアイヌの血を引く人は2割位?~

《自民党の青山繁晴参院議員(比例代表)は7日の党参院議員総会で、政府が今国会に提出予定のアイヌ民族に関する新法案に触れ、「(北海道)アイヌ協会の中に本当にアイヌの血を引く方(かた)は2割くらいしかいない」と発言》(北海道新聞電子版02/08 05:…

アイヌ新法成立について(2) ~アイヌはネイティブアメリカン、アボリジニと同列ではない~

《明治以降、政府は狩猟漁労によるアイヌ民族の生業を奪い、同化政策を進め、土地や文化、言葉などを奪ってきた。 格差や差別がなくならない背景には、こうした歴史的経緯があるのは明らかだ。 ところが、新法には法制化を必要とした理由が記されなかった。…

アイヌ新法成立について(1) ~アイヌ民族は現存するのか?~

《アイヌ民族の誇りを尊重し、共生社会の実現を目指す新法がきのう、参院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立した》(4月20日北海道新聞社説) このようなことがほとんど話題にならずに決まるのはとても恐ろしいことである。これまでも私は幾度となくこの…