2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
《石破新体制になっても、その姿勢は変わらなかった。新たな疑惑も指摘されるのに再調査は否定。最終的に一部を非公認としたものの、当初は裏金議員も「原則公認」としようとした。無所属で当選すれば追加公認する可能性を早々に示すなど、選挙を単にみそぎ…
《自公の過半数割れが確実になった。民主党に政権を奪われた2009年以来である。敗北の最大の理由は、やはり裏金問題と、それへの対応だろう》(2024年10月28日付朝日新聞社説) 勿論、そう仕向けたのはマスコミであるが、総選挙の最大の争点が「裏金問題…
《発足して1カ月にも満たない石破政権に対し、国民が「不信任」をつきつけた。裏金問題に対する国民の怒りや不信を甘くみた結果に違いない》(2024年10月28日付朝日新聞社説) 判断が甘かったというよりも、元々権力争いに明け暮れた自民党に勝ち目はなかっ…
日本で「国連」(国際連合)と称されている国際機関は、the United Nations(連合国)であり、その前身は、第2次世界大戦の「連合国」である。つまり、第2次大戦の戦勝国が創ったのがUNという機関であり、これを「国連」などと訳しているから、中立的機…
《スローガンとして「全ての人に安心と安全を」「納得と共感の政治」を訴え、地方創生交付金の倍増を目指すなど、地方創生政策の再起動を宣言した。 ただ焦点の裏金事件に関しては、具体策を一切語らず、改革の本気度が感じられなかった》(2024年10月5日付…
《「政治の信頼回復」は石破内閣の命題ではなかったか。この程度の所信表明で国民の納得が得られると考えてはならない。沖縄に関する姿勢も評価できるものではない》(2024年10月5日付琉球新報社説) 社説子は、どこまで本気で石破氏を信じていたのか知らな…
《自民党総裁選や首相就任会見で意欲を示していた日米地位協定の改定は語られなかった。「石破カラー」は早くも消えつつある》(2024年10月5日付沖縄タイムス社説) 恐らく米国から圧力があったのだろう。米国に隷従してきた日本が偉そうなことが言えた義理…
《同志国のうち真っ先に韓国を挙げ、日韓の緊密な連携が「双方の利益にとって極めて重要だ」と従来より踏み込んだ》(2024年10月5日付日本経済新聞社説) 果たして韓国は〈同志国〉なのか。韓国がやっていることからすれば、むしろ「敵国」ではないか。自衛…
《経済政策では「デフレ脱却を確かなものにする」と物価上昇を上回る賃上げの定着を掲げた。「資産運用立国」を引き継ぎ産業に思い切って投資する「投資大国」をめざす。「経済あっての財政」「成長と分配の好循環」を含めて岸田文雄前政権の踏襲が際だつ》…
《エネルギー政策については「安全を大前提とした原子力発電の利活用」に触れた。首相は総裁選の出馬会見で「原発はゼロに近づけていく」と述べ、その後、反原発の姿勢を転換していった。所信表明で政府方針を語った以上、原発の利活用に積極的に取り組んで…
産經もどうやら親石破のようである。 《自民党総裁選で訴えていた政策のいくつかに関し、軌道修正したことを歓迎する。 例えば安全保障政策だ。アジア版NATO(北大西洋条約機構)に言及しなかった。構想実現には憲法問題を解決する必要があり、足並みの揃(…
讀賣は、石破擁護のようだ。 《安全保障環境の悪化や多発する災害を踏まえ、日本や国民を「守る」ことを所信表明演説の柱に据えたことは時宜に適 (かな)っている。今後、成果を上げられるかどうかが問われる》(2024年10月5日付讀賣社説) 〈日本や国民を「…
《個別の政策でも独自色を抑えざるを得なくなっているのではないだろうか。 外交・安全保障政策では、持論のアジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設や、在日米軍の法的地位を定めた日米地位協定の改定を封印した。 アジア版NATOの棚上げは、近隣諸国や米国…
《自民党にあって長く野党的な立場を取りながら、新首相に選出された意味を自覚すべきだ。党内融和を優先し、当たり障りのない抽象論を語るだけでは、政治不信も、暮らしや将来への不安も払拭(ふっしょく)できない》(2024年10月5日付毎日社説) 毎日社説…
《裏金問題で失った「政治への信頼」回復を第1に挙げながら、そのための具体策は示さない。一方、自民党内では、処分を受けた議員らを次の衆院選で原則公認とする調整が進む。内実を伴わない言葉をいくら重ねても、看板に掲げた国民の「納得と共感」は得ら…
次は、教育改革である。 《強靱で持続性のある「稼げる日本」の再構築のためには、教育やリスキリングなどの人的資源への最大限の投資が不可欠です。人生のあらゆる局面で何度でも必要な学びが得られる体制を整備します》 「稼げる日本」って何だ。こんな変…
《賃上げと人手不足緩和の好循環に向けて、一人一人の生産性を上げ、付加価値を上げ、所得を上げ、物価上昇を上回る賃金の増加を実現してまいります》 具体的な施策なく、だたこのようなことを言っただけでは「空虚」でしかない。 《適切な価格転嫁と生産性…
《先の大戦中、沖縄では、国内最大の地上戦が行われ、多くの県民が犠牲になられたこと、戦後27年間、米国の施政下に置かれたことなどを、私は決して忘れません。基地負担の軽減にも引き続き取り組みます。在日米軍の円滑な駐留のためには、地元を含む国民の…
《現下の戦略環境の下、日韓が緊密に連携していくことは、双方の利益にとって極めて重要です。日韓間には難しい問題もありますが、来年に国交正常化60周年を迎えることも見据え、岸田首相が尹大統領との間で築かれた信頼関係を礎に、日韓両国の協力をさらに…
石破茂首相が臨時国会で、就任後初の所信表明演説を行った。今回はこの内容を検討する。 先(ま)ずは、外交安全保障問題である。 《国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアによるウクライナ侵略はいまだに続いており、戦火は絶えません。今日のウクラ…
《今日、同じ東京大擧に支那哲學・支那文學語學の講座名と中國哲學・中國文學の學科名があったり、同じ京都大學に支那哲學・中國文學の兩科名があつたり、諸多の大擧は殆んど凡(すべ)て中國を用ひてゐるが、最近、文部省が國立大學の學科名・講座名の統一…