保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

再び敵基地攻撃能力について(3) ~愚かなる論理の飛躍~

《敵基地攻撃能力は「専守防衛」から逸脱するとの懸念が根強く、与野党から慎重な検討を求める声が上がる。専守防衛は日本の防衛政策の根幹である。拙速な議論は許されない》(7月18日付南日本新聞社説) <専守防衛>などという自縄自縛(じじょうじばく…

再び敵基地攻撃能力について(2) ~専守防衛の檻に閉じ込められた日本~

《「敵基地攻撃能力の保有」を事実上求める自民党の提言は、「専守防衛」の憲法9条を逸脱するのでは、との疑問が拭えない。地域の軍拡競争が加速すれば、真の抑止力にもならないのではないか》(8月5日付東京新聞社説) この際、憲法9条についてじっくり…

再び敵基地攻撃能力について(1) ~周辺国にお伺いを立ててきた日本~

4日午前行われた河野太郎防衛相の記者会見でのやり取りが話題になっている。 東京新聞上野実輝彦記者:安全保障政策の見直しに関して自民党提言にあったような相手国の領域へのミサイル阻止能力等検討する場合はですね、周辺国からの理解というのが重要にな…

アサヒ芸能:「文科省調査官」に“北朝鮮工作員”が紛れ込んでいた!(2) ~赤く染まる文科省~

歴史教科書に従軍慰安婦や南京大虐殺といった記述が復活したことについて、公安関係者は次のように言ったという。 「こうした記述を認めた調査官の中に『北朝鮮のスパイリスト』に掲載された人物がいるとなると、検定が公正なものであったのかどうか、いきな…

アサヒ芸能:「文科省調査官」に“北朝鮮工作員”が紛れ込んでいた!(1) ~スパイでなく共産主義者~

これが「アサヒ芸能」というゴシップ誌の特ダネ記事だったから驚きである。 何となく「世論誘導」のような気がしないでもないので、少し眉に唾を付けて見る必要もあるだろうが、取り敢えずこの記事を復習(さら)えておこう。 《韓国は自由北韓運動連合のビ…

令和3年度中学歴史教科書に見られる南京事件の扱いについて(2) ~矛盾する「マギー証言」~

南京事件の証人として、東京裁判で、日本軍による殺人、強姦、略奪事件について、被害者からの直接聴取、自ら行った被害調査などを基に証言を行った人物にジョン・マギー牧師(John Gillespie Magee)がいる。マギー牧師は次のように日記に書いている。 Sund…

令和3年度中学歴史教科書に見られる南京事件の扱いについて(1) ~朝日新聞はシナの橋頭保~

《24日に検定結果が公表された中学校の教科書(令和3年度から使用)で、社会科では「従軍慰安婦」の呼称が復活したほか、「南京事件」などについて自国の近現代史をことさら悪く描く記述が一部でみられた》(産経ニュース2020.3.24 14:42) 今では「南京…

李登輝氏逝去について(3) ~日本精神~

《日本は先の大戦に敗れるまで半世紀、台湾を植民地支配していた。その歴史を背景に、李氏は日本にとって特別な政治家だった。植民地時代の台湾で生まれ、京都帝大に学んだ。日本軍人として終戦を迎えた。 流暢(りゅうちょう)な日本語で「22歳まで自分は…

李登輝氏逝去について(2) ~東京社説子が勝手に抱く「台湾の悲哀」~

《李氏を語る時、忘れてはならないのは「台湾の悲哀と誇り」を自身が強く感じ、その思いを台湾統治に結実させてきた政治家であるという視点であろう。 李氏は90年代初め、台湾を訪れた作家の司馬遼太郎氏と対談し「台湾人に生まれた悲哀」に言及した。その…

李登輝氏逝去について(1) ~中共と親中派の策動を可視化する探照灯~

台湾民主化の父・李登輝元総統が逝去(せいきょ)された。 が、例によって日本の政治に不可思議な動きが見られる。 《台湾の民主化を進めた李登輝(り・とうき)元総統の死去を受け、日本政府が弔辞を送る準備を進めていることが31日、分かった。政府関係…

ALS嘱託殺人について(2) ~議論の先送りは許されない~

《懸念されるのが、難病患者の死を安易に容認する考え方が広がることだ。ALS患者であるれいわ新選組の舩後(ふなご)靖彦参院議員は「『死ぬ権利』よりも『生きる権利』を守る社会にしていくことが何よりも大切だ」とのコメントを公表した》(7月26日…

ALS嘱託殺人について(1) ~「生命至上主義」と「安楽死」~

《難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者から依頼を受け、薬剤を投与し殺害した嘱託殺人容疑で、京都府警は、いずれも医師で仙台市の男(42)と東京都の男(43)を逮捕、送検した》(7月25日付沖縄タイムス社説) 現行法上は、<安楽死>に手…

尖閣諸島領有は風前の灯火(3) ~防衛白書は黒い資料?~

《防衛省は、ことしの防衛白書で、中国当局の船が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域で活発に活動している状況を取り上げ「力を背景とした一方的な現状変更の試みを執ように継続しており、事態をエスカレートさせる行動は全く容認できるものではない」としてい…

尖閣諸島領有は風前の灯火(2) ~日本政府の本気度が試されている~

《尖閣諸島周辺で神をも畏れぬ蛮行がまかり通っている。尖閣は日本固有の領土だが、領土問題など「ない」と叫び、どれだけ史実を並べたとて、領土の要は実効支配である◆全知全能の神なら別だが、本来、無から有は生じない。「ない」ものは「ない」。ところが…

尖閣諸島領有は風前の灯火(1) ~尖閣を狙うシナ~

《尖閣周辺海域で、中国海警局の公船が連日徘徊(はいかい)し、23日には過去最長の101日連続となった。このうち領海侵入は計11日を数えている》(7月24日付産經新聞主張) このことを問題にしているのは大手紙では産經新聞だけである。 《5月に…

兵庫県宝塚市:日本人を拉致し続けている北朝鮮の学校を支援するなど有り得ない

《兵庫県宝塚市議会は26日、外国人学校の幼稚園児にも幼保無償化を適用するよう、市が国に働き掛けることなどを求める請願を採択した》(神戸新聞NEXT 2020/6/26 22:35) <外国人学校>などと粉飾しているので見誤りかねないが、 《請願は「朝鮮学校を支…

アイヌについて(3) ~サケの捕獲は先住民族の権利か~

《北海道紋別市の川で1日、アイヌ民族の畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」として決行した》…

アイヌについて(2) ~作られる「アイヌもどき」~

<思い思いの踊りを披露>と言うが、要は、アイヌの伝統舞踊がどのようなものか分からないから、適当に踊っただけなのだろう。​動画からは、この人達はむしろアイヌを馬鹿にしているとしか思われない。もしこれがアイヌの踊りだと言うのなら、継承すべきもの…

アイヌについて(1) ~ウポポイって嘘っぽい~

《北海道の白老町(しらおいちょう)に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が2020年7月12日(日)にオープン。アイヌ民族の歴史や文化を展示物や体験プログラムを通じて学ぶことができる施設です。愛称「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を…

川崎市ヘイト条例について(3) ~偏ったイデオロギーから見たヘイト~

《ヘイトスピーチを犯罪として処罰する「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が7月1日に全面施行される同市で、同12日にヘイト街宣が計画されていることが分かった…主催者は渡辺賢一氏。差別団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)から生…

川崎市ヘイト条例について(2) ~日本人だけが対象の不思議~

《具体的な手段として、「拡声機の使用」、「看板やプラカードなどの掲示」、「ビラやパンフレットなどの配布」が明記されています。違反が確認されると、市長がその行為を6か月間行ってはならないと「勧告」し、期間内に再び違反行為があれば次は「命令」…

川崎市ヘイト条例について(1) ~具体性を欠く議論~

《特定の人種や民族への憎悪をあおるヘイトスピーチをなくすため、全国で初めて刑事罰を盛り込んだ川崎市の差別禁止条例が今月、全面施行された。2016年施行のヘイトスピーチ解消法から一歩踏み込んだ独自の対策が、行き過ぎた言動への歯止めとなること…

東海第二原発再稼働の賛否を問う県民投票条例案否決について(3) ~エドマンド・バーク『ブリストル演説』~

《条例制定は、福島同様、東日本大震災で被災した東海第二原発の安全性に疑問を持ち、避難計画策定の難航に不安を覚えた多くの県民が、再稼働の可否について、事実上、再稼働に関する同意権を持つ県の判断に意見を反映させてほしいと、請求したものだ。 署名…

東海第二原発再稼働の賛否を問う県民投票条例案否決について(2) ~J・S・ミル『代議制統治論』~

代議士は、選挙区民の要求と代議士自らの判断のどちらを優先すべきなのか。いわゆる「委任ー独立論争」と呼ばれるものである。 「委任説」は、代議士は自分を選んでくれた選挙区民に対し責任を負っており、選挙区民の要求に十分応えるべきだする。一方「独立…

東海第二原発再稼働の賛否を問う県民投票条例案否決について(1)

《日本原子力発電東海第二原発再稼働の賛否を問う県民投票条例案が、茨城県議会で否決された。立地県レベルでは、静岡、新潟、宮城に続く門前払い。どうすればより広く民意を反映できるのか》(6月24日付東京新聞社説) <民意>とは何か。県会議員は選挙…

どうして今観光立国なのか

《観光業が前例のない危機に直面している。日常を離れた旅先で楽しんでもらうことで成り立つビジネスなのに、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中の人の動きが止まってしまった。 いずれ感染が収束に向かえば、訪日客は戻ってくるはずだ。しかし旅行…

支離滅裂のレジ袋有料化(2) ~プラごみ削減の裏技~

《日本で年間に排出されるプラごみは900万トンを超えている。政府は昨年、2030年までに25%削減するという目標を立てたが、レジ袋はすべて削減できたとしても2%程度にすぎない。ペットボトルや弁当容器など、生活には使い捨てのプラスチック容器…

支離滅裂のレジ袋有料化(1) ~「使い捨て文化」からの脱却というおとぎ話~

《コンビニを含むすべての小売店で、レジ袋の無料配布が原則としてできなくなった。タダだからもらってしまう。つい使い捨てにしてしまう−。そんな「生活様式」を変えることができるだろうか》(7月7日付東京新聞社説) 「九牛の一毛」(多くの牛の中の一…

デモと民主主義 ~「民主主義の赤字」~

《世界各地で抗議デモの嵐が吹き荒れている。人々が現状に不満を募らせ、変化を求めている証しだろう…世界の多くの国々で市民の不満がかつてなく高まっている。共通しているのは、政治不信と将来不安である。極めて憂慮すべき事態だ》(1月16日付毎日新聞…

日米豪印「安全保障ダイヤモンド」構想について

《オーストラリアとインドが安全保障面の協力強化で合意した》(6月23日付産經新聞主張) 産經主張子はこれを歓迎する。 《日米が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想の具体化に資する意義は大きく、歓迎したい》(同) 外務省HPには次のような説…