保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

シナはシナ(2/3)事の始まりは昭和21年の「支那の呼稱を避けることに關する件」なる通牒

敗戦後GHQ占領下の1946(昭和21)年6月6日に、次のような外務省次官通牒が出された。 支那の呼稱(こしょう)を避けることに關する件 中華民國の國名として支那といふ文字を使ふことは過去に於ては普通行はれて居たのであるが其の後之を改められ…

シナはシナ(1/3)「シナ」は差別用語ではない

《中国・深圳(シンセン)で日本人学校に通う10歳の男児が刃物で襲われ死亡した事件に絡み、登山家の野口健さん(50)のSNS発信が物議を醸(かも)している。 事件は18日、男児が保護者と登校中に男に腹部を刺され、19日に死亡した。中国の当局は…

自民党総裁選(2/2)宰相の条件

自民党の総裁になるということは、日本の宰相となることである。ここで私の考える宰相の条件を3つ挙げておきたい。 まず、宰相は、独裁者として政治を行うのでなければ、共に政権を支えてくれる取り巻きが必要だ。自分と思いを同じくする人達が周りを固めて…

自民党総裁選(1/2)派閥の必要性について

《自民党総裁選が告示され、過去最多の9人が立候補した。 多くの派閥が解散を決め、名乗りを上げやすい環境になったことなどが背景にある》(2024年9月13日付産経新聞主張) 〈名乗りを上げやすい環境〉になったというよりも、総裁に必要な経験も能力…

小泉進次郎「国産飲料水に変えれば所得増」発言について(2/2)

小泉氏は、 「水がおいしい町なのにコンビニで外国のペットボトルの水を飲んでいる。こんなに理屈の合わない消費の仕方はない」(毎日新聞2024/9/21 19:28) と言う。消費者がわざわざ外国産のペットボトルの水を買って飲むにはそれなりの理由があるというこ…

小泉進次郎「国産飲料水に変えれば所得増」発言について(1/2)

自民党総裁選出馬中の小泉進次郎元環境相は21日、視察先の千葉県富津市で記者団から水政策への見解を問われ、 《海外から輸入される飲料用ミネラルウオーターの購入をやめ、国産や水道水に変えれば「可処分所得が増加し家計の懐が温かくなる」》(毎日新聞20…

「東大は東京になくてもいいじゃないか」という河野太郎大臣(2/2)

評価する物差しが「偏差値」しかないことは、大学側にも言えることである。詰まり、大学には、偏差値順位以外にこれと言って注目すべき特色が見られないということだ。このことは、教授陣にも言えることで、是非とも御指導を仰ぎたいと思わせるような実績や…

「東大は東京になくてもいいじゃないか」と言う河野太郎大臣(1/2)

《自民党総裁選に立候補した河野太郎デジタル相(61)は20日、産経新聞などのインタビューに応じ、少子化対策や教育の地域格差是正の一環として、大学など高等教育機関の地方への分散を推進する考えを示した。「首都圏あるいは近畿圏に若者が集まってくると…

石破氏の伝統尊重に対する違和感

《自民党の石破茂元幹事長は4日配信のインターネットテレビ「ABEMA(アベマ)TV」の番組で、安定的な皇位継承の議論を巡って 「男系の女性天皇の可能性、女系の男性天皇の可能性、これを全部排除して議論するのはどうなのだろうか」 と述べ、母方にのみ天皇…

「女系天皇」はありか?(5)保守と修正

AIは、女系天皇が認められていない理由として、次のようなことを挙げる。 1. 父の血筋が子孫に受け継がれるには子が男性である必要があるため 2. 過去の事例を見ると男系により皇位継承が行われてきたため 3. 歴史上の女性天皇は臨時・中継ぎの存在であっ…

「女系天皇」はありか?(4)反日憲法に基づいて皇室の伝統を考えることは自傷行為

《憲法は「世襲」の「象徴天皇」という制度を維持する為に、「皇室」という一般国民とは区別された特別な存在を認めていると考えられる (「皇室」という語は、憲法第8条・第88条に所見する他、皇室典範、皇室経済法などの法律名にも見えている)》(高森明…