保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

時事問題

川崎ヘイト条例について(2) ~ヘイトか否かの判断は恣意的~

《特定の国や地域の出身者らに対し、拡声機を使って差別的言動を行うことなどを禁じる。市長がやめるよう勧告、命令しても従わない場合、個人や団体名を公表し、刑事告発する。裁判で有罪になれば、50万円以下の罰金を科す。 国として差別解消の理念を掲げ…

川崎ヘイト条例について(1) ~平衡を欠く「厳罰主義」~

《差別や排除をあおるヘイトスピーチに刑事罰を科す全国初の条例が、川崎市議会で全会一致で可決・成立した。 16年にヘイト対策法が施行され、極端に過激な言葉を使うデモの件数は減った。一方で、手口が巧妙・陰湿化した、一部で揺り戻しがあるといった声…

COP25について ~温暖化対策という政治ショー~

《第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)が2日、スペインの首都マドリードで開幕した。 (中略) アントニオ・グテーレス国連事務総長は2日の開幕式典で演説。「私たちは危険な地球規模の加熱を抑え込むための岐路に立っている」とし、…

2審であっさり覆される裁判員裁判について(2) ~「裁判員裁判の意味をもう一度考えてほしい」~

《大阪・心斎橋の通り魔事件で父親を亡くした中学2年の長女は最高裁の判決を受けて「頑張って決めてくれた裁判員の人たちの気持ちが無駄になってしまった」「裁判員裁判の意味をもう一度考えてほしい」と話した》(12月4日付産經新聞主張) この少女の思い…

2審であっさり覆される裁判員裁判について(1) ~最高裁のおかしな理屈~

《平成24年6月、心斎橋の路上で通行人の男女2人を無差別に刺殺したとして、殺人罪に問われた被告の上告審判決で、最高裁は1審裁判員裁判の死刑判決を破棄し、無期懲役とした2審大阪高裁の判断を支持した。裁判員裁判による死刑判決が2審で破棄された…

暴走国会議員(国民民主森ゆうこ・立憲民主石垣のりこ)を放置するのは何故だ

《自民党の塩崎恭久行政改革推進本部長が、国民民主党の森裕子参院議員について、自民党として、国会での懲罰(=除名、登院停止など)を求める請願の採択と懲罰実現に向け、最大限取り組むべきだと訴えた》(zakzak 2019.12.6) やっとのことでこのような声…

中曽根康弘元首相に想う(1) ~中曽根氏は「不沈空母」と言っていない~

《1982年11月から5年間、首相を務めた中曽根康弘氏が死去した。101歳だった》(11月30日付読売新聞社説) 中曽根氏に関しては稿を改めて功罪を検討してみたいと思っているが、取り敢えず2つの点について書いておきたい。 1つ目は、「不沈空母発言…

ローマ教皇を政治利用する政教分離論者(2) ~政治の分からぬ核廃絶論者~

「核兵器のない世界が可能であり必要であるという確信をもって、政治をつかさどる指導者の皆さんにお願いします。核兵器は、今日の国際的また国家の、安全保障への脅威からわたしたちを守ってくれるものではない、そう心に刻んでください。人道的および環境…

ローマ教皇を政治利用する政教分離論者(1) ~言うは易く行うは難し~

日頃、靖国神社参拝の問題となると「政教分離」をうるさく言う人達が、核廃絶に関してはローマ教皇を政治利用する。まさに「二重基準」(double standard)である。 《13億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が長崎と広島…

GSOMIAについて(2) ~日本のマスコミの誤導~

《最大の要因は、旧植民地時代に製鉄所などに動員された元徴用工らへの賠償を日本企業に命じた、韓国最高裁の判決の確定である。 この問題は、1965年の日韓請求権協定で「解決済み」とされてきた。韓国も日本が支払った無償資金を「強制労働の補償」とみ…

「記述式」導入は大学入試改悪だ(1) ~生煮えの制度と批判~

萩生田光一文科相の「身の丈」発言によって動き出した大学入試改革への批判。英語の民間試験導入は一旦見送られたが、もう一つの目玉である「記述式」にも批判が高まっている。 《中途半端な手当てですませようとせず、いったん白紙に戻して検討し直すべきで…

「桜を見る会」中止では済ませぬ「スッポン」たち

《首相主催の「桜を見る会」について、政府が来年度の開催中止を決めた》(11月15日付朝日新聞社説) が、一端噛み付いたら離さないスッポンのような人たちは赦(ゆる)さない。 《安倍首相は数々の疑問に、いまだ何ひとつ、まともに答えていない。このまま…

「桜を見る会」について

《毎春、東京・新宿御苑で行われる首相主催の「桜を見る会」出席者が、第2次安倍政権発足以降、年々増え続け、首相の後援会関係者が大勢招待されている》(11月13日付朝日新聞社説) と野党連が噛み付いた。 《税金で賄われる内閣の公的な行事を私物化して…

米国のパリ協定離脱

《米政府が4日、地球温暖化対策の国際ルール・パリ協定から離脱すると国連に通告した。これから手続きに入り、1年後に協定から去ることになる》(11月6日付朝日新聞社説) このことをもって朝日社説子は、 《大国として無責任なふるまいといわざるをえない…

安倍首相の野次を「民主主義の危機」と非難する毎日新聞について

《6日の衆院予算委員会で、国民の範たるべき安倍晋三首相が、またも閣僚席から国会議員にヤジを飛ばしたのだ。これまでも物議を醸した首相のヤジや不規則発言だが、国会会議録を調べると出るわ出るわ、今年だけでその数、20回超……》(「やまぬ安倍首相のヤジ…

韓国国会議長の無礼三昧

《慰安婦問題をめぐり、今年2月に上皇さま(当時は天皇陛下)による謝罪を求めた韓国の文喜相(ムンヒサン)・国会議長(74)が、4日に東京である20カ国・地域(G20)国会議長会議を前に、朝日新聞のインタビューに応じた。自身の当時の発言につい…

オーストリア展覧会「JAPAN UNLIMITED」の認定取り消しについて

《ウィーンで開催中の展覧会について、在オーストリア日本大使館が友好150周年事業の認定を取り消した》(11月9日付朝日新聞社説) そもそもどうして大使館がお墨付きを与えたのかが分からない。 安倍晋三首相と思しき人物がインターナショナル・アセンブ…

中島岳志氏の保守論への疑問

朝日新聞のインタビューに応え、中島岳志氏は韓国への否定的言論の広がりの要因の1つを次のように述べる。 「韓国が経済成長で国力をつける一方、世界における日本の相対的地位が下がったこと。根底にはこうした変化があると思います。韓国の姿勢も『日本に…

英語民間試験導入延期について(5) ~入試を変えて英語教育を変えようとするのは横暴だ~

萩生田光一文部科学相は言う。 「子どもたちに英語4技能を身につけさせることは、これからのグローバル社会に必ず必要で、入試でどのように評価していくのか、できるだけ公平でアクセスしやすい仕組みはどのようなものなのか新しい学習指導要領で初めて実施…

英語民間試験導入延期について(4) ~スピーキングテストはやめるべし~

《準備してきた受験生や保護者、高校の教員らには、振り回されたことへの怒りや戸惑いがあるだろう。だが大きな欠陥を抱えたまま強行すれば、どれほどの混乱を招いたか計り知れない。見送りの結論は妥当だ》(11月2日付朝日新聞社説) 私はこの<妥当>とい…

英語民間試験導入延期について(3) ~英語4技能幻想~

《文部科学省は民間試験への理解を求めて、各地で説明会を開きましたが、教育現場からは試験を懸念する声が相次いでいました。 10月30日、岡山県で開かれた説明会には100人を超える高校教員が集まり、文部科学省の担当者が日本の高校生は英語を話す力や書く…

英語民間試験導入延期について(2) ~哲学なき変革は混乱を招くのみ~

《立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の野党4党などは経済状況や住んでいる地域にかかわらず、公平に受験できる環境を整えるためにはさらに検討が必要だとして、導入を延期する法案を衆議院に提出しました》(NHK NEWS WEB 2019年11月1日 14時44分) …

英語民間試験導入延期について(1) ~民間試験は不要~

《萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、大学入学共通テストに導入される英語の民間試験について、来年度からの実施を延期することを明らかにしたうえで、試験の仕組みを抜本的に見直し、5年後の令和6年度の実施に向けて、改めて検討する考えを示…

河野防衛相の「雨男」発言について

《「ここで速報です」 2019年10月28日夜の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、メインキャスターを務めるフリーアナウンサーの徳永有美さんがこう伝えたのは、番組開始後約14分頃(22時10分頃)。トップニュースとして、女優の八千草薫さんが88歳で亡く…

「昭和天皇の御真影を燃やし、灰を踏み付ける」動画をヘイトと言うのは「あきれる話」なのか(3) ~産經主張の朝日社説批判~

《昭和天皇の写真を何度も燃やし、最後にその灰を土足で踏みにじる動画がそうである。昭和天皇とみられる人物の顔が剥落した銅版画の題は「焼かれるべき絵」で、解説には戦争責任を「日本人一般に広げる意味合いがある」とあった。 韓国が日本非難に用いる、…

「昭和天皇の御真影を燃やし、灰を踏み付ける」動画をヘイトと言うのは「あきれる話」なのか(2) ~「赤新聞」朝日の真骨頂~

《美術、文学、音楽を問わず、既成の概念や価値観をゆさぶる作品が、次の時代を切り開き、自由で多様な方向に世界を広げる原動力になってきた。それが否定されてしまえば、社会は閉塞(へいそく)状況に陥るばかりだ》(10月16日付朝日新聞社説) 昭和天皇や…

「昭和天皇の御真影を燃やし、灰を踏み付ける」動画をヘイトと言うのは「あきれる話」なのか(1) ~反日朝日社説の真骨頂~

閉幕したあいちトリエンナーレについて朝日社説子は言う。 《一連の出来事は、表現活動をめぐる環境が極めて危うい状態にある現実を浮き彫りにした。引き続き問題の所在を探り、是正に取り組む必要がある》(10月16日付朝日新聞社説) これはその通りである…

「元徴用工」問題を語る平野啓一郎氏への疑問(2) ~歪められた歴史を正すのが先だ~

《判決文によると、大法院が上告を棄却し、新日鉄住金に賠償を命じた理由は二つ。一つは、日韓請求権協定に、損害賠償請求権は含まれないという解釈。根拠は「韓国併合」自体の不法性にあり、「補償」が適法行為に起因する損失填補(てんぽ)であるのに対し…

「元徴用工」問題を語る平野啓一郎氏への疑問(1) ~自分の考えに都合の良い共感~

芥川賞作家である平野啓一郎氏が「一人の人間として思うこと」と題して「元徴用工」問題について語っている。 《新日鉄住金(現日本製鉄)元徴用工訴訟に対する韓国大法院(最高裁)判決以降、メディアは「嫌韓」を煽(あお)りに煽ったが、一旦(いったん)…

地球温暖化対策という政治ショー

《(9月)23日に米ニューヨークで開かれた国連の気候行動サミットは、77カ国が二酸化炭素など温室効果ガスを2050年に実質排出ゼロにすることを誓った。一方、中国、インドは温室効果ガス削減の具体的な道筋を示さず、日米は登壇の機会すらなかった。地球温暖…