保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

時事問題

立憲民主・本多議員の「14歳と同意性交」発言について(3) ~「削除。無かったことにはなりません」蓮舫~

《寺田氏は記者団に「WTの役員としては『いかなる理由があっても成人は中学生を性行為の対象にしてはならない』と提示したが、反対意見が複数寄せられ、(結論を)まとめるには至らなかった」と述べた》(産経ニュース 2021/6/7 18:52) 成人が中学生を性…

立憲民主・本多議員の「14歳と同意性交」発言について(2) ~破廉恥の極み~

《複数の関係者によると、5月10日に開かれたWT(=立憲民主党「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」)で本多平直衆院議員(56、比例北海道ブロック)が「例えば50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることにな…

立憲民主・本多議員の「14歳と同意性交」発言について(1) ~弱者保護と自由~

《立憲民主党は2日、性犯罪に関する勉強会を国会内で開催しました。桃山商事の清田隆之さんから「世界で進む『性的同意』の議論。俺たちは男はその意味を理解できているのか」と題する講演を聞いた後、意見交換しました。(中略) 清田さんは、日本の刑法で…

皇位継承等の有識者会議について(8) ~5月31日政府有識者会議~

5月31日の政府有識者会議では以下のような意見が出された。 君塚直隆氏「男系男子にのみ皇位継承資格を与えるという現行制度を改定し、女性皇族にも皇位継承資格を与えるとともに、現行の男性皇族と同様に、婚姻時もしくは適切な時期に宮家を創設し、ご自…

皇位継承等の有識者会議について(7) ~5月21日政府有識者会議~

5月21日の政府有識者会議では以下のような意見が出された。 国際日本文化研究センターの今谷明(いまたに・あきら)名誉教授「女性宮家は早く何とかしなければいけない。とりあえず男系で続いていくしかないが、準備はしておく必要がある。女系天皇の場合…

皇位継承等の有識者会議について(6) ~一夫一婦制は俗世の倫理~

《新典範に於ては、皇統に属する者であっても、庶子(しょし=本妻以外の女性から生まれた子)に対しては皇族の身分を認めず、従って皇位継承権は認められないことになった。この点は、古来の皇位継承法、明治の典範が、嫡出(ちゃくしゅつ)優先主義の上に立ち…

皇位継承等の有識者会議について(5) ~権威を規定するのは歴史伝統~

《日本の皇位継承法に於て、女帝の制度の認められた歴史はあるが、女帝は常に配偶者の現存せざる場合に限られていたのであって、女系子孫の継承を認める思想は全然存在しなかった。日本皇室の万世一系とは、男系子孫一系の意味であることは論をまたぬ。然(し…

皇位継承等の有識者会議について(4) ~伝統を憲法で論ずる勿れ~

《政府は10日、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤前慶応義塾長)の第4回会合を首相官邸で開いた。憲法や法律の観点から母方にのみ天皇の血筋を引く女系への皇位継承資格の拡大、旧宮家の皇籍復帰などについて4人に意見を聴いた。 女…

皇位継承等の有識者会議について(3) ~側室制度~

《女性天皇への賛成派は85%、女系天皇への賛成派も79%に上っている…男女共同参画という時代の流れや、男女平等の憲法の精神にかなっていることは言うまでもない。 そもそも2017年に成立した天皇退位特例法の付帯決議は、女性皇族が結婚後も皇室に…

皇位継承等の有識者会議について(2) ~権威と権力の分離~

《安定的な皇位継承策を議論する有識者会議が始まった。女性・女系天皇や旧宮家(旧皇族)の皇籍復帰など十項目がテーマとなる。国民の意識や時代の流れを踏まえ、新しい皇室像を探ってほしい》(4月5日付東京新聞社説) コミンテルン(共産主義インターナ…

皇位継承等の有識者会議について(1) ~有識者会議という「茶番」~

《安定的な皇位継承策などを議論する政府の有識者会議が初会合を開いた》(3月24日付毎日新聞社説) <有識者>とはどのような人のことを言うのだろうか。皇室問題を扱うのに皇室伝統の専門家が一人も入っていない有識者会議。こんな「茶番」はもううんざ…

改正少年法成立について(2) ~罪に応じた罰~

《もう一つの大きな変更点は、起訴された際の氏名の扱いだ。 過去に罪を犯したことが明らかになれば、就職や進学の支障になるとして、これまでは実名や写真の報道が禁じられていたが、改正法では可能になる》(5月22日付毎日新聞社説) <就職や進学の支…

改正少年法成立について(1) ~18、19歳は成人か少年か~

《弁護士や法学者ら専門家の反対表明が相次ぐ中、改定少年法がきのう成立した。 事件を起こした18、19歳の厳罰化が柱だ。「特定少年」と位置づけて、家庭裁判所が検察官に逆送し20歳以上と同様の刑事手続きを取る事件を強盗などにも拡大。起訴後には実…

LGBT法案を巡って(5) ~逆転高裁判決~

《戸籍上は男性だが性同一性障害で女性として生活する経済産業省の50代職員が、勤務先の庁舎で女性用トイレの利用を制限しないよう国に求めた訴訟の控訴審判決が27日、東京高裁であった。北沢純一裁判長は「十分配慮して決定したトイレの処遇は不合理と…

LGBT法案を巡って(4) ~価値平等は野蛮化~

《法案を巡っては、理解増進に重点を置く自民と、差別解消を盛り込むべきだとする立憲民主党の立場に開きがあったが、目的と基本理念に「差別は許されない」との文言を追加することで折り合った。 合意した要綱案は「性的指向と性自認の多様性を受け入れる精…

LGBT法案を巡って(3) ~「ジェンダーフリー」社会の到来~

《5月21日、東京・永田町の自民党本部前で抗議集会が開かれた。 「トランスジェンダー女性を犯罪性と結びつけるな」「わたしたちはもうすでに一緒に生きている」ーー。そう訴える人たちが永田町に並び、主催者によると約100人が参加した》(HuffPost …

LGBT法案を巡って(2) ~50年前まで同性愛行為が違法だった英国~

英国は、今から僅か50年前まで、男性の同性愛行為は違法だった。イングランド及びウェールズで男性の同性愛が条件付きで非犯罪化されたのは1967年のことである。 (英国ニュースダイジェスト 16 November 2017 vol.1495「19~20世紀を生きた 英国…

LGBT法案を巡って(1) ~新たな「差別」を生みかねない地裁判断~

《自民党の山谷えり子元拉致問題担当相は19日、党内の会議で、自分の性別をどのように認識しているかを意味する「性自認」をめぐり、「体は男だけど自分は女だから女子トイレに入れろとか、アメリカなんかでは女子陸上競技に参加してしまってダーッとメダル…

出入国管理法改正案廃案について(3) ~問題は政治屋とナルシストの偽善~

《ある自民幹部は「衆院選を控えて採決を強行すれば、選挙は負ける」と話す。 7月4日投開票の都議選への影響もあった。公明党は都議選を国政選挙並みに重要視する。参院法務委は公明議員が委員長を務めるため、「公明から採決強行はやめるべきだと首相はかな…

出入国管理法改正案廃案について(2) ~多文化共生という妄想~

《退去処分を拒む人びとの多くは帰国すると身に危険が及ぶ恐れがあったり、日本に家族がいる人びとだ。だが、改正案はこうした事情に配慮せず、難民認定申請を送還を免れる手段と決めつけ、三回目以降の申請は強制退去の対象にすると規定した。「難民鎖国」…

出入国管理法改正案廃案について(1) ~<不法滞在者>を送り返すのは当たり前~

《外国人の収容を見直す出入国管理・難民認定法改正案について、政府・与党が今国会での成立を断念した》(5月20日付読売新聞社説) この政権運営能力の低さは何なのだろう。一度法案を提出したからには、成立に最善を尽くすのが本来である。が、野党に批…

ジョン・ロック「法が終わるところ、暴政が始まる」(3) ~自省なきマスコミ~

《本年2月13日衆議院本会議で、安倍総理大臣は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であっ…

ジョン・ロック「法が終わるところ、暴政が始まる」(2) ~自主防衛か対米追従か~

《「集団的自衛権の行使は憲法違反」。戦後一貫した政府見解でした。それをひっくり返した、2014年の安倍晋三内閣による閣議決定は、さしずめ「法が終わるところ」にあたるでしょうか。違憲なのに「合憲」と勝手に内閣が解釈したのですから…。「解釈改憲…

ジョン・ロック「法が終わるところ、暴政が始まる」(1) ~「法」とは何か~

《17世紀イギリスの哲学者が説いた思想は後のアメリカ独立宣言やフランス人権宣言に強い影響を与えたといいます。現在の基本的人権の尊重にもつながるジョン・ロックの『統治二論』です▼王権は神から授かったという説を批判し、国民主権や三権分立を唱えま…

日本国憲法生誕とルソーの教え(5) ~無国籍憲法~

《急進的な民主主義者にとっては、民主主義自体が固有の価値をもっているのであって、民主主義のお蔭でどういう政治が出来るかという政治内容への顧慮は存在しないのだ。しかし、民主主義を排除するために民主主義が利用される危険が存する場合には、急進的…

日本国憲法生誕とルソーの教え(4) ~統治者と被治者の同一性~

ドイツ法哲学者カール・シュミットは、民主主義における<同一性>に注目する。 《民主主義を定義するためのものとしては、一連の同一性が存在している。下されるすべての決定が、ただ決定する者自身にのみ対してだけ効力を持つべきだ、ということが民主主義…

日本国憲法生誕とルソーの教え(3) ~一般意志~

ルソーは、<一般意志>は、 《つねに正しく、つねに公けの利益を目ざす》(ルソー『社会契約論』(岩波文庫)桑原武夫・前川貞次郎訳、p.46) と言う。が、この世に<つねに正しい>ものなど存在するのだろうか。<つねに正しい>ものがあるとすれば、それ…

日本国憲法生誕とルソーの教え(2) ~民本主義と民主主義~

戦前、吉野作造は、天皇を戴(いただ)く民主主義「民本主義」を唱えた。 《民本主義といふ文字は、日本語としては極めて新しい用例である。從來は民主主義といふ語を以て普通に唱へられて居つたようだ。時としては又民衆主義とか平民主義とか呼ばれたことも…

日本国憲法生誕とルソーの教え(1) ~『社会契約論』~

《18世紀の哲学者ルソーの教えでは、戦争とは相手国の社会契約に対する攻撃です。つまり敗戦国は従前の社会契約を破棄し、新しい原理の社会契約を国民との間で結び直さねばなりません。 それが新憲法をつくる意義です。なのに日本側は「伝統的な原理および…

選択的夫婦別姓再考(3) ~選択的夫婦別姓は日本解体計画の序章~

熊谷俊人千葉市長(当時)は言う。 諸外国の中で、戸籍制度なんてものを持っている国はもはや我が国だけですよ。 (和久井香菜子:WEZZY 2020.04.17 12:00) 戸籍制度が必要なものか否かは外国にこの制度があるか否かとは関係がない。「欧米は日本より…