2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
対米戦を考えていた永野と考えていない東条は同列に扱えない。それどころか驚くなかれ、開戦当時首相であった東条が真珠湾攻撃作戦について知ったのは12月1日の御前会議後であったらしいのだ。つまり、真珠湾攻撃は、御前会議に諮(はか)られることなく…
「責任の所在が明確ではなく、状況が行き詰まる場合には、成功の可能性が低く、高リスクであっても、勇ましい声、大胆な解決策が受け入れられがちです。海軍の永野修身軍令部総長は、開戦を手術にたとえ、『相当の心配はありますが、この大病を癒すには、大…
「政治は常に国民全体の利益と福祉を考え、長期的な視点に立った合理的判断を心がけねばなりません」 が、言うまでもなく政治には、長期的な視点だけではなく、短期、中期的視点も重要である。また、長期的な視点と言うものの、視線の先に何を見るのかにまっ…
「陸軍と海軍とが互いの組織の論理を最優先として対立し、それぞれの内部においてすら、軍令と軍政とが連携を欠き、国家としての意思を一元化できないままに、国全体が戦争に導かれていった歴史を教訓としなければなりません」 石破首相は、さらっとこのよう…
かつて石破氏が防衛庁長官だったころ、自衛隊から嫌われていたという話がある。 また、海自イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故では、身内を見捨て謝罪に走ったことが顰蹙を買った。 さらに、イラク先遣隊派遣時、石破防衛庁長官は、大役を任された隊員の…
今回の所感は、石破氏らしいと言えば石破氏らしい。 「第一次世界大戦を経て、世界が総力戦の時代に入っていた中にあって、開戦前に内閣が設置した「総力戦研究所」や陸軍省が設置したいわゆる「秋丸機関」等の予測によれば、敗戦は必然でした。多くの識者も…
石破茂首相は10日の記者会見で、戦後80年の節目にあたって先の大戦に関する首相個人の「見解」をまとめた首相所感を公表した。 が、日ごろは石破首相を持ち上げてきた新聞各紙も、失望感が強いようだ。 《目新しさの乏しい見解を、政局が混迷する最中に、し…