保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

マスコミ

消費増税の失敗を責められないマスコミ

《昨年10~12月期の国内総生産(GDP)は実質で年率6・3%減と大幅なマイナス成長に陥った。昨年10月の消費増税に伴い、GDPの約6割を占める消費が落ち込んだ。 政府は増税前、2兆円規模の手厚い経済対策を講じた。それでもマイナス幅は、20…

立憲民主党に政権構想を迫る読売新聞の愚

読売新聞が立憲民主党に<説得力ある政権構想を示せ>と迫る社説を掲げたのには正直驚いた。政権を取る気のない、否、その能力のない政党に政権構想を示せと言うのは悪い冗談でしかないだろう。 《立憲民主党が党大会を開いた。枝野代表は「野党の連携で問題…

マスコミの頭を占有する森友問題(2) ~唯我独尊の似非民主主義者たち~

左寄りの新聞が難癖を付け続けるのは仕方がないのだろうが、驚くべきは産經新聞までが同様の批判を行っていることである。 《泰典被告は初公判で、「国策捜査」などと検察を批判した。1審とはいえ裁判所が認めたのは、両被告が人をだまし、詐欺を働いたとい…

マスコミの頭を占有する森友疑惑(1) ~強迫性障害~

《大阪市の学校法人森友学園に対する補助金不正事件で、詐欺罪などに問われた学園前理事長の籠池泰典被告と妻の諄子被告に対し、大阪地裁が有罪判決を言い渡した。 起訴状によると、両被告は大阪府豊中市の国有地に開校を予定していた小学校の建設に絡み、国…

安倍首相の野次「意味のない質問だよ」について(3) ~このままでは国が亡びる~

《国会審議が何のために行われるのか首相は理解していない。 国会審議は、提出議案の可否を決めるとともに、国政に関する調査を行うためにある。また首相や閣僚は「答弁又(また)は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならない」と憲法は定め…

桐生悠々について(4) ~自分事としての批判~

桐生悠々は、<昭和>に語り掛けるという手法で、時代状況を批判する。 《「昭和」! お前は今日の時局に何というふさわしからぬ名であるか。尤もお前も最初は明朗であり、その名通りに「昭」であり、「和」であったが、年を重ぬるに従って、次第にその名に…

桐生悠々について(3) ~パペット・ショー批判~

《将来若(も)し敵機を、帝都の空に迎えて、撃つようなことがあったならば、それこそ、人心阻喪(そそう)の結果、我は或は、敵に対して和を求むるべく余儀なくされないだろうか。何ぜなら、是の時に当り我機の総動員によって、敵機を迎え撃っても、一切の…

桐生悠々について(2) ~悠々は「平和主義者」ではなかった~

桐生悠々は、戦後言うところの「平和主義者」のような存在ではなかった。実際、<戦争は必ずしも悪いと決ってはいない>と言う。 《戦争と平和と、いずれを択(えら)ぶかといえば、国民の多くは後者を択ぶだろう。一部階級のものを除いて、残余の多数は、戦…

財政健全化病について(2) ~反・経世済民~

《安倍首相の言葉からは、財政健全化を達成しようという本気度が伝わってこない。目標が形骸化しているのではないか。 政府は、その指標となる基礎的財政収支(PB)の黒字化を2025年度に実現するとしている。 第2次政権になってから7回の施政方針演…

財政健全化病について(1) ~財務省の嘘宣伝~

《国と地方の長期債務(借金)の残高は20年度末に1125兆円に達する。これは国内総生産(GDP)の約2倍にあたる規模で、先進国で最悪の水準だ》(1月20日付北海道新聞社説) などと言われてきた。にもかかわらず、日本社会は暗くはない。それはなぜ…

英国のEU離脱について(2) ~英国EU離脱後の成否のカギは日本にもある~

《国家主権を制限する一方で、国境を超えたヒト、カネ、モノ、サービスの自由な行き来を通じて域内の経済的な繁栄の実現を目指す――。EUは世界史的な意味を持つプロジェクトである》(1月30日付日本経済新聞社説) 確かに左方面からすれば<EUは世界史的な意…

英国のEU離脱について(1) ~「コスモポリタニズム」の実験場~

《2つの世界大戦を経た欧州は、不戦の誓いを出発点とし、平和と繁栄のために国境を取り払う理想を掲げた。国家主権を超える組織をめざし、地域の融合へ向けて拡大を続けた。 加盟すれば欧州市民として、自由に移動できる。どこでも学び、働き、暮らせる――。…

日米安保条約改定60年について(3) ~括弧つきの平和~

《現行の安保条約は戦争放棄と戦力不保持の憲法9条の制約が前提だ。自衛隊は「盾」として専守防衛に徹し、「矛」としての米軍が打撃力を受け持つ関係である》(1月19日付東京新聞社説) <戦争放棄と戦力不保持の憲法9条>と言うのなら、やはり自衛隊は違…

日米安保条約改定60年について(2) ~毎日社説子の矛盾した防衛論~

《条約は一方で米軍への基地提供を義務付けた。米軍は抑止力を提供しただけでなく、日本周辺海域の航行の安全を確保し、貿易の拡大など経済的な恩恵も双方にもたらした。 共通の敵だったソ連の崩壊後も同盟が存続したのは、北朝鮮や中国など新たな脅威に対処…

日米安保条約改定60年について(1) ~安保只乗り論の誤り~

各紙社説が「日米安保条約改定60年」について取り上げている。どうして60年などという中途半端な節目を設けるのか分からないし、各紙が横並びなのも気になるところである。 《日米安全保障条約改定の調印から60年を迎えた。米軍駐留を認める旧条約を更新…

無残な国会代表質問とマスコミの反応(2) ~孤立無援の言論戦~

《日本の進路と安全保障の根幹にかかわる対中問題について、ほとんどの登壇者に危機感が見られなかったのはどうしたことか。 安倍晋三首相は20日の施政方針演説で、中国とはあらゆる分野で交流を深め、「新時代の成熟した」関係を構築すると語った。 尖閣…

無残な国会代表質問とマスコミの反応(1) ~「桜」が大好きな立民・共産・マスコミ~

3日間にわたって行われた衆参両院での代表質問に対し、産經主張子は、 《今年最初の国会論戦にしては極めて物足りない。国の基本をもっと論じ、日本が直面している課題に踏み込んでもらいたかった》(1月25日付産經新聞主張) と言う。<極めて物足りない>…

表現の自由と公共の福祉(1)

《暴力的な威嚇や政治権力の圧力が、自由な表現を脅かす。あってはならない出来事が、昨年は社会に波紋を広げた。 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」が代表例であり、一時中止に追い込まれたうえ、文化庁が補助金の交付をやめた。その後、各地…

首相年頭会見について(1) ~マスコミのか弱き批判~

《安倍晋三首相が伊勢神宮に参拝し、年頭の記者会見を行った。 (中略) 首相が会見冒頭に強調したのは、東京五輪・パラリンピックへの期待と、「新時代を切り開く1年」にするとの意気込みだ。そのうえで、全世代型社会保障改革を「最大のチャレンジ」と位…

伊藤詩織さんの裁判

《ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力を受けたとして、元TBS記者の山口敬之氏を訴えた民事裁判で東京地裁は山口氏に賠償を命じた》(2019年12月27日付) 私は非常に違和感がある。どうして大新聞の社説がこの事件を大々的に取り上げなければならないの…

朝日社旗は旭日旗ではないのか

《そもそも人はなぜ、旗を手にするのか》(1月11日付朝日新聞社説) 残念ながらなのか幸いにしてなのかは分からないが、私は旗を手にした記憶がない。スポーツ観戦などで小旗を振る光景をよく見掛けるが、やはりここには集団性というもの関係しているように…

元日社説読み比べ(7) ~日経社説のおかしな提言~

《第2になすべきは…国が責任をもって少子化対策や持続可能な社会保障への転換を推進することだ》(日本経済新聞) これも日本語が変ではあるが、おそらくもっと本腰を入れて<少子化対策>を行えと言っているのであろう。が、少子化は複雑な要因が作用してい…

元日社説読み比べ(6) ~「イノベーション」を煽る「死の舞踏」~

《第1になすべきは企業の変革である。社会保障などを担う国の体力を強くするには、産業競争力を高めねばならない。人事制度の見直しに着手した会社は多い。デジタル化やグローバル化は、従来通りのやり方では対応できないことに気づいたのである。 生産性を…

元日社説読み比べ(5) ~読売新聞は左翼紙だ~

《習近平国家主席の来日は、日中の対話を深める好機である。「互恵関係」とは、中国を批判しない、という意味ではない。問題があれば、率直にただせばよい》(読売新聞) 読売新聞も親シナということなのであろう。香港の問題が大きく報じられ、チベット、新…

元日社説読み比べ(4) ~「平和呆け」の読売社説~

《日本は今、長い歴史の中でみれば、まれにみる平和と繁栄を享受している。 世界に大きな戦争の兆しはない。安倍首相の長期政権下で政治は安定している。諸外国が苦しむ政治、社会の深刻な分断やポピュリズムの蔓延(まんえん)もみられない。 経済成長率は実…

元日社説読み比べ(3) ~シナ目線の毎日社説~

《昨年暮れに来日した、フランスの経済学者ジャック・アタリ氏は今の世界の状況を「20世紀初頭に近い」と形容した。民主政治の不安定化を受けた指摘だ。 民主主義は、政策決定に時間がかかり、最終的に合意されたものもあいまいさが常に残る。それよりは、…

元日社説読み比べ(2) ~大事なのは「中庸」~

プーチンは言った。 “I am not trying to insult anyone because we have been condemned for our alleged homophobia. But we have no problem with LGBT persons. God forbid, let them live as they wish,” he said. “But some things do appear excessiv…

元日社説読み比べ(1) ~プーチン「リベラルの理念は時代遅れになった」~

《ロシアのプーチン大統領は昨年6月、移民に厳しく対処するべきだとの立場から、こう述べた。「リベラルの理念は時代遅れになった。それは圧倒的な多数派の利益と対立している」》(朝日新聞) この発言は、G20大阪サミット開幕直前の27日夜、プーチン大統…

日韓関係について(4) ~人の道に反する「嘘宣伝」~

《安倍首相は、朝鮮半島に残る歴史的な感情のしこりに無神経な態度が相変わらずだ。 先の臨時国会の所信表明で、100年前のパリ講和会議で日本が人種差別撤廃を提案したことを誇らしげに語った。だが、当時の日本が朝鮮の植民地支配で差別を批判されていた…

日韓関係について(2) ~事実に基づかぬ朝日社説~

《これまでのところ深刻な経済ダメージが取りざたされるのは日本側だ。これまで中国に次ぐ2番目の規模だった韓国人観光客の足が遠のいた。 日韓の間に位置する長崎・対馬の観光業者は「経営的に限界という声が少なくない」(長崎県対馬振興局)という》(20…