保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

韓国のWTO提訴手続き再開について

《韓国が、日本による半導体材料の輸出規制強化について世界貿易機関WTO)への提訴手続きを再開すると発表した》(6月12日付毎日新聞社説)

 自分勝手なことしか言わない国だから、「勝手にしたら」としか言い様がない。

《日本は昨年7月、韓国の輸出管理体制の不備を理由に規制を厳格化した。韓国は体制強化に応じ、規制を元に戻すよう求めてきた。それを日本が拒否したので、いったん止めていたWTOの手続きを再開するのだという》(同)

 昨年の7月、日本が韓国を輸出管理優遇措置対象国「グループA」(旧称:ホワイト国)から除外したのは、半導体製造や核開発で使われる戦略物資がイランなどへ横流しされたのではないかと疑われたからである。韓国がただ体制を強化したからといって、簡単に優遇国に戻せるような話ではない。

経済産業省は今年3月の日韓協議で韓国の措置を歓迎すると表明していた。にもかかわらず、今度は運用状況を見ないと元に戻せないと主張している。

 日本が応じない本当の理由は、韓国が徴用工問題で前向きな対応を取らないからではないか》(同)

 まさに「下衆(げす)の勘繰(かんぐ)り」である。毎日新聞は一体どこの国の新聞なのか。

 逆に私は、韓国がどうしてこれほど優遇国にこだわるのかが気になる。

安倍晋三政権は、輸出管理と徴用工問題は全く関係ないと主張してきた。そうであるなら、韓国が不備を正したのに認めないというのは理屈が通らない》(同)

 一体どういう<理屈>なのか。戦略物資を横流しした疑惑に答えない、つまり、戦略物資を必要以上に輸入し横流ししたと考えざるを得ないような国をどうして優遇国に出来ようか。

 韓国は反日姿勢を露わにしている国である。自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題しかり、不可逆的日韓慰安婦合意一方的破棄しかり、韓国議長の天皇陛下への謝罪要求しかり、日章旗に対するいちゃもんしかり。日本が放射能に冒されているといって東京五輪開催を妨害しようともしている。はっきり言って話にならない。

《コロナ対策では韓国に学ぶべき点が多い。第2波への備えや、経済立て直しでも協力できることは少なくないはずだ》(同)

 新型コロナのような問題は、本来相互補完的に対応すべきものであろうとは思われるけれども、私は、日韓関係はそのようなことが出来るような状況にないと思う。日本を敵視している国とどのような<協力>が出来るというのか。<協力>などと言いながら、良いように利用されるのが落ちである。