保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

河野太郎氏が首相一番人気について

共同通信社が4、5両日に実施した全国緊急電話世論調査で次の首相に「誰がふさわしいか」を聞いたところ次のような結果が出た。

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 が、回答者は、首相に必要な資質をどれだけ理解した上でこのように回答したのだろうか。

 河野太郎氏は右寄り政党の自民党に所属してはいるけれども、共産主義に親和性のある人物である。

 河野氏は「女系天皇」に賛成の立場である。「女系天皇」を認めるということは「万世一系」の伝統を壊すということである。例えば、仮に愛子様が「女性天皇」に成られて、お世継ぎが「女系天皇」に成られれば、愛子様の伴侶の系統が皇統に入り込むことになる。ここに聖俗の境界が崩れることになる。聖なる世界と俗なる世界が混淆してしまっては皇室の権威は地に堕ちてしまう。

 また河野氏は「靖国神社参拝反対」論者である。つまり、かの戦争において散華された先人に感謝し敬意を払わない人だということである。靖国参拝に文句を付ける国々、中国や韓国の意向を優先する人物が日本の最高指導者となることがどれほど国益を損ねるかは想像に難くない。

 河野氏は「選択的夫婦別姓」に賛成でもある。が、「蟻の一穴天下の破れ」ということもある。最初は微小な譲歩のつもりであっても、それが大事になりかねない。「選択的夫婦別姓」が選択的が取れて「夫婦別姓」となり、それが婚姻制度を破壊し、さらには「家族」を解体する。マルクスの再来である。

 河野氏は「移民政策」賛成である。人口減少を移民で補うなどということを安易に口にすべきではない。当たり前であるが、異文化の人間が増えれば、それだけ社会の秩序は乱れる。そのことは「在日」と呼ばれる人達の存在からも明らかである。日本の文化に溶け込もうとするのなら問題はない。が、日本に帰化するのではなく、「在日」として自己主張しようとすれば、文化は混乱する。「多様性」とは、異文化の人間を日本が受け入れるということだけでなく、日本が日本であることを尊重することでもなければならない。

 河野氏は「脱原発」でもある。どうも『核のゴミ』問題が解決しないまま原発を再稼働するのは無責任だということらしい。が、再稼働しなくても『核のゴミ』はなくならない。『核のゴミ』を処理するには「核技術」の向上によるしかない。そのためには、「核技術」に携わる人材の「受け皿」が必要である。「脱原発」では研究者が枯渇しかねない。最近は、安全性の高い「小型モジュール原子炉(SMR)」も有望視されている。使用済燃料をリサイクルし作られる「MOX(モックス)燃料」もある。

 こういったことが分かったとしても、河野氏が一番ということになるのだろうか。