保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

「昭和天皇の御真影を燃やし、灰を踏み付ける」動画をヘイトと言うのは「あきれる話」なのか(2) ~「赤新聞」朝日の真骨頂~

《美術、文学、音楽を問わず、既成の概念や価値観をゆさぶる作品が、次の時代を切り開き、自由で多様な方向に世界を広げる原動力になってきた。それが否定されてしまえば、社会は閉塞(へいそく)状況に陥るばかりだ》(10月16日付朝日新聞社説)

 昭和天皇や特攻隊を侮蔑することがどのような時代を切り開くというのであろうか。それは日本を嫌う者たちの破壊衝動に他ならない。日本の歴史・伝統を傷付けて嬉々とするのを歓迎するなどというのは異常である。

慰安婦に着想を得た少女像や昭和天皇を含む肖像などが燃える映像作品に対して、「日本へのヘイト」との批判も飛び出した。これもあきれる話だ》(同)

 少女像はどうでもよい。具体的にこの少女像から捏造話の「従軍慰安婦」を連想するのは当人の勝手である。が、昭和天皇御真影は違う。これは明らかに昭和天皇への憎悪がある。昭和天皇御真影を燃やし、さらにその灰を踏み付けるなどというのは不敬以外の何物でもない。特攻隊の寄せ書きで覆った祠(ほこら)を「間抜けな日本人の墓」と題したものも英霊に対する有り得ない侮蔑である。

 こういった作品を「日本へのヘイト」との批判とすることが<あきれる話>とする朝日社説子は余程日本という国が嫌いなのであろう。それはそれで仕方ない。が、そんな人間が大新聞の社説を書き、日本国民に害悪をまき散らすのを黙過するわけにはいかない。

 戦前、戦中、戦後を通じて朝日新聞がやってきた反日政策を白日の下に晒(さら)さねばならない。「敗戦革命論」で戦前、戦中は軍国主義を煽り、戦後は「平和革命論」で日本の骨抜きの先頭を走り続けた、それが朝日新聞であった。

表現の自由への過度な制約にならぬよう、規制すべきヘイト行為とは何か、社会全体で議論を重ね、定義づけ、一線を引いてきた。明らかにそれに当たらない作品をヘイトと指弾することは、蓄積を無視し、自分が気に食わないから取り締まれと言うだけの暴論でしかない》(同)

 「昭和天皇御真影を燃やし、灰を踏み付ける」ような動画が<規制すべきヘイト行為>に<明らかに…当たらない>などという議論を社会全体で積み重ね、定義付け、一線を引いてきたなどというのは真っ赤な嘘である。「昭和天皇御真影を燃やし、灰を踏み付ける」動画がヘイトに明らかに当たらないなどという数字が出るのかどうか世論調査に掛けてみればよい。こういう嘘を社説に平気で書けるのは朝日新聞が事実を伝えぬ単なる反日新聞であることの証左である。【続】