《産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相が17.9%で、5月の調査から4カ月連続でトップだった。前回調査(7月17、18両日実施)で3位だった菅義偉(すがよしひで)首相は6.6ポイント減の2.5%で7位に沈んだ。
2位は前回に続き自民党の石破茂元幹事長で15.5%。11.4%の小泉進次郎環境相、8.6%の安倍晋三前首相と続いた。
首相の任期満了に伴う自民総裁選への出馬に意欲を示す高市早苗前総務相は1.5%、下村博文政調会長は0.2%。自身が率いる岸田派(宏池会)の若手らから出馬を求める声が挙がっている岸田文雄前政調会長は、前回から0.2ポイント増やして3.5%だった。
立憲民主党の枝野幸男代表は、1.2ポイント減の4.3%だった》(産経ニュース2021/8/23 13:07)
一体この寒々とした光景は何なのだろう。「夫婦別姓賛成」「女系天皇賛成」「移民政策賛成」「原発反対」「靖国神社参拝反対」という思想信条の持ち主である河野太郎氏が次期総理最有力候補というのは悪い冗談では済まされない。
2位の石破氏にしても典型的な自虐史観の持ち主であり、こういった人達が日本を指導することとなれば、さらに歴史伝統が否定され、社会文化が衰退の憂き目を見ることにもなりかねない。
3位の小泉進次郎氏は義務教育程度の知識さえあやしい。
堀潤氏「そうですよね」
小泉大臣「意外にこれ知られてないケースがあるんですけど」
堀氏「たしかに。完成品しか見てないから」
小泉大臣「そうですよね。で、まさかなんか石油の色もニオイもないじゃないですか。だからわかんないと思うんです」
(J-WAVEで3月18日に放送された番組『JAM THE WORLD』より)
要は、人がいないということである。昨年安倍晋三前首相が退陣する際、次なる首相探しにおいて菅義偉氏は当初手を挙げなかった。おそらくその器でないことを自ら分かっていたのだと思われる。が、菅氏しか適任者はいないということで、周りが強く推す形で菅氏が首相となった経緯がある。
問題は、その次の首相候補を誰にするのかを同時に考え始めなければならなかったのにそれを怠ったことである。否、考えようにもその対象者がいなかったということである。そこには自民党総裁選を一緒に戦った石破氏や岸田氏を推すことは出来ないという判断があったのだと思われる。
今からでも遅くはない。日本の指導者を生み育てる体制を構築しなければならない。【続】