そもそもPCR検査は、新型コロナ感染症に用いるべきものではない。
《新型コロナウイルスのPCR検査は上咽頭,唾液に含まれる遺伝子の断片を増幅して検出する検査で,新型コロナウイルスの活性を調べるものではないということである。ウイルスの断片を増幅するサイクル数Ct値にしても,諸外国では30~35回なのに日本では40回増幅させている。こうした中で「Ct値が30~34以上の場合ウイルス活性はない」ということが分かってきていて,諸外国のようにCt値を30にセットして検査を行えば陽性者数は大きく減少するはずである。この論から言うとPCR陽性はウイルス保菌を意味するが,陽性者が必ずしも感染力を有していることにはならない,Ct値40は結果として陽性者を大幅に増やすことになり.陽性音数を分母にする我が国の死亡者が諸外国に比べて1桁少ないのもうなずける。
PCR検査を考案して1993年ノ一ベル化学賞を受賞したキャリー・ハンクス・マリスはPCR検査を感染症の診断に使ってはいけないと警告し,2019年8月7日に肺炎で亡くなっている。感染力のない無症状の陽性者まで含めて公表して社会的不安を起こし,必要以上の経済封鎖をして生活困窮者を生み出し,自殺者を増加させている今の政策は原点に立ち戻って仕切り直しをしなければならない》(山崎學「コロナ禍の中で今できること」:「日本精神科病院協会雑誌」2021 Vol.40 No.2 2月号:巻頭言)※下線は筆者。
ちなみに、PCR検査キットの説明書には、以下のウイルスにも陽性反応を示すと書かれているらしい。
・インフルエンザA型
・インフルエンザB型
・RSウィルス
・アデノウィルス
・パラインフルエンザ
・クラジミア
だとすれば、PCR検査で陽性反応が出たとしても、何に反応したのかは分からないということである。それどころか、水でも陽性反応が出てしまうという噂もある。
そして、注目すべきは、インフルエンザ検査をしないように厚生労働省や日本医師会から通達が出ているということである。
(垣村医院2021.01.04付HP)
検査しないから、当然、インフルエンザ患者数は激減している。
(2020年12月4日付 東京新聞)
要は、インフルエンザ感染者が新型コロナ感染者数として計上されているのだろう。だとすれば、新型コロナによる死亡者数や重症者数は、例年のインフルエンザによるものを差し引いて考えるべきである。おそらく、新型コロナの死亡・重症者数は半減するだろう。明らかに、政治とマスコミが新型コロナ感染症を煽っている。
それどころか、遅ればせながら、新型コロナが<普通の風邪>であることを認め始めている。
《記者会見した日本感染症学会の四柳宏(よつやなぎ・ひろし)理事長は「順調な場合には、普通の風邪とあまり大きな違いはない。検査を受けられなくても慌てないで、自宅療養をすることが大事」と述べた》(毎日新聞 2022/8/2 20:41)