保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

施政方針演説について(2) ~売国の響き~

「観光立国」政策も大いに疑問である。安倍晋三首相は言う。

「全体で五百近い市町村が、今回、ホストタウンとなります。これは、全国津々浦々、地域の魅力を世界に発信する、絶好の機会です。

 北は北海道から、南は沖縄まで。アイヌの皆さんが受け継いできた伝統音楽や食文化、琉球舞踊など、我が国が誇る全国各地の地域文化に触れていただく「日本博」を、本年、開催いたします」

 どうして日本が「観光立国」にならなければならないのかまったく分からない。どうしてシナや朝鮮の傍若無人な人たちを招き入れてまで金儲けしなければならないのか意味不明である。

宮古島でのシナ人

https://twitter.com/Shin_kurose/status/1211069815902748672

対馬での朝鮮人

http://specificasia.blog.jp/archives/1076432745.html

●京都での外国人

https://president.jp/articles/-/31391

 話を演説内容に戻そう。私が引っ掛かったのは「アイヌ」の部分である。<アイヌの皆さんが受け継いできた伝統音楽や食文化>って一体何なのだろう。

アイヌが「民族」であるかどうか? さらに「先住民族」であるかどうかは、学問的にも異論があり、まだ議論の域を出ない。(中略)

 わしは北海道取材で文化人類学者の河野本道氏に会ってお話を伺った…河野氏は「もともと『アイヌ民族』というのがあったわけじゃないんです。『樺太アイヌ』にしても『千島アイヌ』にしても自称じゃないです」と話し出された。

 河野氏の研究によれば、一般的に北海道から樺太・千島に住む北方の民は一民族ではない。墓標の形式などから分類して北海道だけで「3大系統7~10分派」もあり、それぞれに部族名があったのである。例えば樺太アイヌと言われている民の本当の名称は「エンチゥ」 であるように。だが「アイヌ」はあくまでも「人」という意味であって、民族名ではない。

「『アイヌ』というのは『和人』と重複しているところがあるし、北方の諸民族とも重なっている。だから単独の『アイヌ民族』『アイヌ人』というのは成り立たない」これが河野氏の結論である》(小林よしのり『世論という悪夢』(小学館新書)、pp. 105-106)

「北東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中で、近隣諸国との外交は、極めて重要となっています。韓国は、元来、基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国であります。であればこそ、国と国との約束を守り、未来志向の両国関係を築き上げることを、切に期待いたします」

 親北朝鮮の韓国は未だに日本に対して傍若無人な振る舞い、言動を繰り返している。にもかかわらず、一旦封印していた<重要な隣国>という言葉を再び用いるのは韓国に誤ったメッセージを送ることになってしまうに違いない。

 ひょっとして、安倍政権まで親北朝鮮に成り下がってしまったのか。【続】