保守論客の独り言

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韓国国会議長の無礼三昧

慰安婦問題をめぐり、今年2月に上皇さま(当時は天皇陛下)による謝罪を求めた韓国の文喜相(ムンヒサン)・国会議長(74)が、4日に東京である20カ国・地域(G20)国会議長会議を前に、朝日新聞のインタビューに応じた。自身の当時の発言について、「心が傷ついた方々に、申し訳ないとの心をお伝えしたい」と謝罪した》(朝日新聞デジタル2019年11月3日16時42分)

 天皇にではなく国民に謝罪するという態度は、裏を返せば、天皇には謝罪しないという態度の表明であり、二重の意味で天皇に対する無礼である。

 韓国人には天皇とはどのような存在なのかが分からないからこのようなことになると言えばそれまでであるが、ここには、ドイツがナチスを切り離して国民に罪がないとしたのと同様に、天皇と戦争指導者を切り離して国民には罪がないという形で日本を分断しようとする策略が透けて見える。

慰安婦問題をめぐって、上皇さまに謝罪を求めた韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が、山東参議院議長宛てに「おわび」の書簡を送り、山東議長が「内容が不十分」だとする書簡を送り返していたことがFNNの取材でわかった。

文氏をめぐっては、2019年2月に「慰安婦問題の解決には、天皇の謝罪が必要」と発言し、政府が抗議した。

11月4日に東京でG20(20カ国・地域)国会議長会議が予定されており、山東議長は9月、駐日韓国大使に文氏の招待状を渡す際に、「文氏の発言の内容は甚だしく無礼で受け入れられない」と口頭で抗議した。

関係者によると、文氏からは「自身の発言によって心を痛められた方々へのおわび」を記した書簡が送られた。

これに対し、山東議長は「その内容では十分ではない」として、10月、発言の撤回と謝罪を求める書簡を送ったが、文氏からの返答はないという》(FNN 10/31(木) 13:00配信)

 山東参院議長が見せた毅然(きぜん)とした対応と正反対なのが日韓議員連盟河村建夫幹事長である。

《党派でつくる日韓議員連盟河村建夫幹事長(自民党)は6日のBSフジ番組で、慰安婦問題について天皇陛下(現上皇さま)の謝罪で解決すると発言した韓国の文喜相国会議長が、上皇さま宛てにおわびの手紙を送ったと明かした》(産経ニュース2019.11.6 23:35)

 が、これは誤報であるとして日韓両政府から否定されている。

 日韓議員連盟とはいかなる団体なのか。反日的態度を改めようとしない韓国の無礼を諫(いさ)めるのならいざ知らず、「御用聞き」や「伝書鳩」のようなことしか出来ないのであれば不要ではないか。