一燈照隅(池内昭夫の日記)

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IPCC地球温暖化報告書を無批判に報告するマスコミ(1)~地球温暖化説は「科学」ではなく「カルト」~

《地球の気温は上昇するばかりで、このままでは異常気象や自然災害で世界が危険にさらされる。国連の気候変動に関する政府間パネルIPCC)が、そんな特別報告書をまとめた》(10月11日付朝日新聞社説)

 <地球の気温は上昇するばかり>というのは「嘘」だ。1988年6月23日、アメリカ上院公聴会NASAのハンセン部長が「近い将来、CO2が原因して地球が温暖化する」「CO2を抑制したら気温の上昇を抑制できる」という趣旨の演説を行った。ここから地球温暖化の話が政治的に熱を帯びるのだけれども、実際は、CO2は年々増え続けているにもかかわらず、2000年前後から地球の気温が横ばいになる時期が続いた。

 地球温暖化は、CO2が地球を覆うことで地球が温室のようになって「温室効果」(greenhouse effect)が生じることで起こるとされるが、こんな単純過ぎる仮説がいまだに信じられているのは奇怪である。

 大気中のCO2量が増え温室効果が高まることで地球の温度が上昇するという話はまったく実証的ではない。つまり、科学的とは言えない。にもかかわらず、これほど熱狂するとすれば、これは「科学」ではなく「カルト」と言うべきではないか。

 何かを燃やせばCO2が発生する。が、同時に熱も出る。つまり、CO2が増えるということは、それだけ熱も出たわけであるから気温が上昇するのは当たり前である。

 都市部の気温だけが他と比べて温度が高いことを「ヒートアイランド現象と呼んでいるが、これは都市部において多くの人間が豊かな生活を営むことで熱を発生させているのが原因である。都市部だけが高濃度のCO2に覆われ高い温室効果が生じているからではない。

 つまり、昨今地球が温暖化しているのは、人の生活が豊かになったからだと考えられるのである。だとすれば、地球温暖化の最良の防止策は、人の生活水準を下げることだと言えるだろう。人の生活が今以上に豊かになっても、CO2が抑え込まれれば、地球は温暖化しないなどというのは虫の良過ぎる話でしかない。

《今年の夏、世界各地で猛暑や日照り、豪雨などの被害が頻発した。IPCCは「温暖化の影響はもう見え始めている」として、社会のあらゆる分野で大胆な変革を急ぐよう訴える》(同)

 地球温暖化と今夏の猛暑、日照り、豪雨との間にどのような因果関係があるというのか。なにか異常気象が起これば、すべて地球温暖化のせいにするというのは余りにも幼稚過ぎる。逆に言えば、異常気象を科学的に説明することが現在の気象学の知見では出来ないということを露呈しているだけである。【続】