保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

憲法

自民・下村氏の「職場放棄」発言について(1)~不活性な憲法論議~

≪臨時国会は10月24日に召集されたが、衆院憲法審査会は与党側の呼びかけにもかかわらず、野党側の消極姿勢によって一度も開かれていない。 各党は憲法審査会をできるだけ早く開催し、憲法改正に関する論議を深めていくべきだ。 自民党の下村博文憲法改正…

東京新聞の偏った憲法論(4)~憲法の理非曲直を正すべき~

《ワイマール憲法との類似点もある。 例えば生存権である。「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」の条文だ。その他、ワイマール憲法では主権在民や男女平等の普通選挙。教育を受ける権利しかり、自由権しかり、労働者の団結権もしかり…。 ワイマール憲…

東京新聞の偏った憲法論(3)~日本国憲法前文は借り物競争~

日本国憲法前文(2):そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。 Government is a sacred trust of the people, the authority for which is…

東京新聞の偏った憲法論(2)~酷いGHQ英文草案と和訳文~

《日本国憲法は英国の「権利の章典」、米国の独立宣言や合衆国憲法、フランスの「人権宣言」などの思想を踏まえる》(11月3日付東京新聞社説) <思想を踏まえる>というよりも先行文献を「切り貼り」し、これを下敷きにしているだけである。 日本国憲法…

東京新聞の偏った憲法論(1)~「国民主権」という誤り~

《帝政時代の憲法は鉄血宰相で有名なビスマルクらが制定した。だが、共和政へと国家の形が変われば新憲法がいる。それが1919年のワイマール憲法だ。つまり国民との社会契約が変わるとき憲法も変わる》(11月3日付東京新聞社説) 11月3日は日本国憲…