保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

河野太郎氏の親中的歴史認識(2) ~河野氏はシナの「使いっぱ」ではないのか~

《(A級戦犯)合祀の後、昭和天皇靖国神社への参拝を行われなくなりました。

そして、1985年8月15日に中曽根首相が靖国神社に「公式参拝」を行ったのをきっかけに、中国政府も日本政府に対し、首相、外相、官房長官靖国神社への参拝をしないよう求めるようになりました。

つまり、日中共同声明の中で確認した、戦争と中国国民に対する重大な損害に責任のある「一部の軍国主義者」が神として祀られている場所に、その日中共同声明に責任のある首相、外相、官房長官という役職にあるものが参拝することは、共同声明の合意に反することになるという主張です》(参議院議員河野太郎公式サイト 太郎の主張・政策2004年11月29日号-2)

 合祀後、天皇陛下靖国神社に御参拝されていないのは事実であるが、その理由は明らかではない。河野氏靖国神社に<A級戦犯>が合祀されたために天皇陛下が御参拝出来なくなったという考えのようだが、これとて陛下御自身の判断なのか、周りの判断なのか分からない。天皇に関わる問題を思わせ振りで書くことは控えるべきではないか。

 <A級戦犯>とは、<東京リンチ>において、文明社会にあるまじき「事後法」により作られた存在であり、日本人にとって到底受け入れられるものではないし、戦勝国側にとっても蒸し返されたくない「黒歴史」である。にもかかわらず、未だ<A級戦犯>という言葉が用いられるのは、日本人が<東京リンチ>というものを知らずに、シナの情報戦に屈しているからであろう。

 合祀されたのは<A級戦犯>ではなく「昭和殉難者」である。その1東条英機元首相は『宣誓供述書』において次のように述べている。

《戦争が国際法上より見て正しき戦争であったか否かの問題と、敗戦の責任いかんとの問題とは、明白に分別のできる二つの異なった問題であります。

第一の問題は外国との問題でありかつ法律的性質の問題であります。私は最後までこの戦争は自衛戦であり、現時承認せられたる国際法には違反せぬ戦争なりと主張します。

私はいまだかつてわが国が本戦争をなしたことを以て国際犯罪なりとして勝者より訴追せられ、また敗戦国の適法なる官吏たりし者が個人的の国際法上の犯人なり、また条約の違反者なりとして糾弾せられるとは考えた事とてはありませぬ。

 第二の問題、すなわち敗戦の責任については当時の総理大臣たりし私の責任であります。この意味における責任は私はこれを受諾するのみならず真心より進んでこれを負荷せんことを希望するものであります》(東条由布子編『大東亜戦争の真実』(WAC)、pp. 249-250

 日本をこのように悪く言うのは、要は河野氏がシナの「使いっぱ」(使いっ走り)だからではないのかと私は訝(いぶか)しく思ってしまうのであるが…【了】

 

(参考)

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