保守論客の独り言

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立憲民主・本多議員の「14歳と同意性交」発言について(3) ~「削除。無かったことにはなりません」蓮舫~

《寺田氏は記者団に「WTの役員としては『いかなる理由があっても成人は中学生を性行為の対象にしてはならない』と提示したが、反対意見が複数寄せられ、(結論を)まとめるには至らなかった」と述べた》(産経ニュース 2021/6/7 18:52)

 成人が中学生を性行為の対象としても構わないと考える人が一定数存在し、結論を纏め切れなかったとは、実()に悍(おぞ)ましきことである。

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 本多議員を擁護すればするほど、立憲民主党は<性的搾取>を容認しているかのようになってしまうということがどうして分からないのだろう。

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 WTに参加していた泉健太議員も白を切る。

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 党の対応も大甘である。

《立憲の福山哲郎幹事長は7日、記者団の取材に「本人が『撤回』と言っているので、それでいいのではないか」と述べ、発言者を公表しなかった。その後、夜になって「(本多氏を)厳重に口頭注意した」とのコメントを出した》(朝日新聞デジタル2021年6月7日21時14分)

 口頭注意が精一杯。公序良俗に反する発言をして恥じない56歳の国会議員を世間が納得する形で指導処分できない「自分に甘く、他人に厳しい」のが立憲民主党という政党なのである。

立憲民主党の性犯罪刑法改正のワーキングチーム(WT)は7日、中学生を性被害から守るための性交同意年齢などに関する13回の議論をまとめた中間報告を作成した。「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」とした50代の衆院議員の発言は、本人から「興奮していたので覚えていない。本意ではない」と撤回の申し出を受け、報告から削除した》(産経ニュース、同)

 自党のWTが、成人が中学生を性行為の対象とすることを禁止しようとしていることに対し、どうして記憶が飛んでしまうほど<興奮>してしまったのか。今更ながら国会議員としての資質が疑われる。また、発言は<本意ではない>とのことだが、では本多議員の<本意>が如何なるものかしっかり説明すべきである。

 本多議員は7日夜、次のように釈明した。

「今回、党内での会議の一部の発言が報道されるに至りましたが、趣旨において私の理解が足りていない、また報道によって傷つく方がいるとのご批判は当然と考えます。真摯(しんし)に反省をし、認識を深めていきます。性犯罪に関する刑法改正に関して、私は、一方当事者が少なくとも中学生までの低年齢で、他方当事者が成人である場合、両者の間に対等性はなく性搾取となっている実態を踏まえ、低年齢当事者を保護するために成人を処罰対象とすることの必要性を認識しています。刑事処罰の議論では、限界事例についての検討や、特異な例外事例の存在など緻密(ちみつ)な検討が必要だと考えました。しかしながら、私の発言は、例外事例としても不適切であり、お詫(わ)びして撤回いたします」(朝日デジタル、同)

 が、いずれにせよ、<削除>してお仕舞にはならないのは蓮舫議員御指摘の通りである。

【了】