保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

「安倍総理だけがちょっと異様すぎる」と放言する辻元議員について(2) ~森友問題は極左周辺で起きている~

《質疑は衆議院のホームページで見られますが、50分の持ち時間の半分以上、憲法議論をしているんです。他にも官僚や幹部自衛官の不祥事など、多くの議論をしたのですが、最後の90秒で安倍総理は興奮してしまったみたい。総理が「反論する機会を与えられず」「罵詈雑言」を「延々と繰り返された」と述べたのがワイドショーで切り取られ、事務所には「総理に失礼だ」という抗議が相次ぎました》(『AERA202039日号)

 反論の時間がなくなったのを見計らって、「鯛は頭から腐る」と安倍総理を侮辱する暴言を吐いたのが問題なのである。<50分の持ち時間の半分以上、憲法議論をしている>かどうかは問題ではない。暴言が1つあればすべてが台無しになることが辻元議員には分からない。

《森友問題、加計問題、桜を見る会に関する公文書の隠蔽(いんぺい)、廃棄、改竄(かいざん)は、全て安倍総理安倍昭恵総理夫人の周辺で起きている。二人の疑惑にまつわるものが捨てられているんです。自殺者まで出してですよ。総理大臣が原因になっていて、官僚が勝手にやってるんじゃないんです。リーダーがおかしなことをやってしまったから、官僚がそれを処理させられている、桜を見る会を巡っては、民間企業のホテルまでもが巻き込まれているんです》(同)

 森友問題は、<安倍総理安倍昭恵総理夫人の周辺>というよりも、「極左周辺」で起きていると言うべきであろう。発端は、連帯ユニオン、関西地区生コン支部と地方議員ネットワークの副代表・木村真豊中市議会議員であり、そこに米国で2度の犯罪逮捕歴のある菅野完(すがの・たもつ)が安倍首相批判に問題を変容させたのである。

《関生支部は企業の枠を超えて加入する産業別労働組合滋賀県内の倉庫建設工事を巡り、関生支部が商社支店長に対し、支部と協定を結んでいる生コン業者から生コンの供給を受けるよう求めたことを強要未遂として、滋賀県警が2018年7月に委員長(77)らを逮捕して以来、これまでに延べ81人が逮捕、延べ69人が起訴されている》(京都新聞20191210 13:56

 その関西生コン武健一委員長を「大阪のおとうちゃん」と呼んでいるのが辻元清美議員である。

《「桜を見る会」は、もうとっくに詰んでいる詰将棋のようなもんですよ。「ホテルとして、見積書や請求書明細を主催者側に発行しないケースがあったか?」「白紙の領収書を出したことは?」「主催者が政治家および、政治家関連の団体であることから対応を変えたことは?」という問いに、ホテルの回答はすべて「ございません」》(『AERA』、同)

 「森友」、「加計」、「桜」などと難癖を付け続けるのがどれほど国益を害していることか。日本の政治も経済もやるべきことは山ほどある。それらを放り出してまでやるような話ではない。

 安倍総理を槍玉にあげ続けていることが、次期総理候補が出て来ない、出て来られない最大の原因のような気がする。【了】