保守論客の独り言

社会の様々な問題に保守の視点で斬り込みます

韓国国会議長の天皇謝罪要求について(1) ~傍若無人、馬耳東風の韓国~

《韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は今月8日に公開されたアメリカメディアのブルームバーグによるインタビューで、慰安婦問題についてこう発言した。

「日本を代表する首相か、あるいは私としては間もなく退位される天皇が望ましいと思う。その方は戦争犯罪の主犯の息子ではないか。そのような方が一度おばあさんの手を握り、本当に申し訳なかったと一言いえば、すっかり解消されるだろう」》(FNN PRIME 2/12() 6:31配信)

 天皇に対する無理解がこのような発言の根本にあるとは思われるけれども、このように「喧嘩」を吹っ掛けてきているのは、おそらく北朝鮮や中国の後ろ盾があると思っているからであろう。日本との関係が悪くなっても、我々の側には北朝鮮が居り、中国が居る、だから怖くないということなのであろうと推測される。

 韓国は朝鮮統一へまっしぐらで、対日関係への配慮は微塵も感じられなくなってきている。統一が実現すれば北朝鮮の核は自分たちのものになり、そうなれば日本など怖くはない、ということなのではないか。中国も対日工作として日韓関係を悪くしておきたいために、韓国に要らぬ「入れ知恵」をしている可能性もある。

 勿論、このようなことは何か具体的根拠があって言っているのではない。ただ私がそう思い感じるだけである。が、そのように考えなければ辻褄が合わないような発言や行動が今の韓国には多すぎるということである。

 北朝鮮船救助(?)を見られたくなくて日本の海自哨戒機に「火器管制レーダー」を照射したり、最高裁長官を入れ替え、1965年の日韓請求権協定を無視して元「徴用工」裁判で日本企業に賠償を求める判決を出させたり、2015年の不可逆的日韓慰安婦合意を反故にし、日本の天皇の謝罪まで求めたりと、「傍若無人」の振る舞いとはこのようなことを言うことかと改めて分からせてくれた。

 このような状況では、おそらく何を言っても韓国側は聞く耳を持たないであろう。一部には「制裁」を求める声も聞かれるが、自然に応待すればよいだけではないか。日韓関係が冷え込めばどうなるか。身をもって知ってもらうしかない。大事なのは、かつてのアジア通貨危機のようなことになっても変に助け舟を出さぬことだ。

 が、気懸かりなのは、多くのマスコミが天皇への非礼、つまりは日本国への無礼に対して声を上げないことである。おそらく多くの日本人が、日韓併合時、日本は韓国人に酷いことを行い、それを日本の元首とも言える天皇が謝罪するのは当然のことだと思っているのであろう。

 が、話はあべこべである。韓国は日韓併合によって7つのものが奪われたと言う(7奪)。が、実際は、日本による「7恵」というべきものであった。【続】

(このことは次のブログで詳説するが、取り敢えず水間政憲日韓併合の真実』(徳間書店)を参考文献として挙げておく)